北海道電力は7月30日、泊発電所3号機の原子炉設置変更許可を原子力規制委員会から取得したと発表した。これは、同発電所の安全対策に関する基本方針や設計が新規制基準に適合すると認められたもので、再稼働に向けた重要な節目となる。


○発表の概要

今回の許可は、2013年7月の申請から約12年を経てのこととなる。今後は、設備の詳細な設計を定める「設計及び工事計画の認可申請」や、運転管理体制などを定めた「保安規定変更認可申請」の認可審査が焦点となる。

北海道電力はこれらの審査に万全を期して対応するとともに、新たな防潮堤の建設といった安全対策工事にも総力を挙げており、さらなる安全性向上への取り組みを着実に進めていく構えだ。
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