ハルメク 生きかた上手研究所は7月30日、「推し」に関する意識・実態調査の結果を発表した。同調査は、2025年6月10日~16日の間、50~88歳の全国のハルトモ(ハルメクのモニター組織)の女性529人を対象に、インターネットで実施したもの。
はじめに、現在「推し」がいるかを聞いたところ、46.3%が「いる」と回答した。
前項の質問で「推しがいない」と回答した人に対し、「推し」がいた経験があるかを聞くと、「以前はあった(いた)」割合は、昨年から約8ポイント増加した。
「推しがある(いる)」と答えた人に対し、「推し」を自分一人で推しているか・誰かと一緒に推しているかを尋ねると、「自分一人」(54.3%)が最も多い結果に。
また、一緒に推す人がいる人の上位は、「推し友(推しを通じて知り合った人)」(33.0%)、「推し活を始める前からの知人」(28.6%)であった。
約7割が「『推し』に関して金をかけている」と回答し、一人当たりの年間費用の平均は「114,039円」と昨年より1万円以上増加した。
お金をかけている項目別では、「チケット代」「映像・音楽の購入費」「応援グッズ」などが増加。「遠征費「聖地巡礼費」は減少した。
「推し」のパターンとしては、「異才惚れ推し」(22.9%)と「一目惚れ推し」(22.0%)が2割強で多数を占めた。この2つのパターンは、この3年間多数派でありつつも昨年・一昨年は減少傾向であったが、今年は下げ止まっている。
一方増えているのが「ロング推し」(10.2%)、「崇拝推し」(9.4%)。「ロング推し」は昨年一度低下したものの今年は増加した。また「崇拝推し」はこの4年間で徐々に増えているという。
「推し」を誰かにおすすめしているかを尋ねると、6割以上が「おすすめはしないが話すことはある」と回答した。
どのような方法で「推し」をおすすめしたり話したりしているかを聞くと、9割近くが「直接話をして(電話含む)」と答えた。