UTスリーエムはこのほど、自社社員向けに開講した「日本語教育プログラム」の対象者を、社員以外の日系外国人材にまで拡大。多文化共生支援に実績を持つNPO法人ABCジャパンと連携し、7月23日より「初級 日本語コース2025」を開講している。
製造業を中心に、日系ブラジル人の人材派遣・請負事業を展開するUTスリーエムには、現在2,000名を超える日系外国人材が在籍しており、その約95%が、日本語能力が問われない在留資格を保有している。
「日系ブラジル人材の日本定住プラットフォームを構築する」というビジョンを掲げる同社は、自社社員を対象にしたJLPT N4の合格を目指す日本語教育プログラムを5月に開講。開講から約2カ月、「学習意欲があっても、授業についていくことが難しい」といった受講者の声を受けて、このほど、日本語を学び始めたばかりの方でも安心して参加できる初級コース(JLPT N5レベル)を新設。より多くの人材に日本語学習の機会を提供するべく、自社社員以外の日系外国人材まで対象者を拡大している。
日程は、2025年7月23日~2026年2月25日(週1回×30回)の毎週水曜日。ひらがな・カタカナの読み書きや2語程度の簡単な文章で会話が可能な方を対象に、全国どこからでも受講可能なZoomによるオンライン授業にて行われる。なお、受講料はUTスリーエムが負担(適用条件あり)する。