リクルートが運営するリクルート進学総研は8月4日、「進学ブランド力調査2025」の結果を発表した。調査は2025年4月1日~5月6日、全国の高校に通っている2026年3月卒業予定者(調査時 高校3年生)計20万人(有効回答数1万6,850人)を対象にインターネットで行われた。

○「志願したい大学」ランキング7エリア別

志望している大学について、全国を7エリア(関東甲信越、東海北陸、関西、北海道、東北、中四国、九州沖縄)に分けて聴取したところ、関東甲信越、東海北陸、関西、東北、九州沖縄の5エリアで私立大学が1位、北海道、中四国では国立大学が1位となり、私立大学人気の高まりが見える結果となった。

○「知っている大学」ランキング7エリア別

「知っている大学」については、関東、関西などの都市圏の総合大学がどのエリアでも上位にランクインする結果となった。

○「国公立」「私立」の志向

「国公立の大学にぜひ行きたい」と「どちらかといえば国公立の大学に行きたい」の合計(46%)が、「私立の大学にぜひ行きたい」と「どちらかといえば私立の大学に行きたい」の合計(41%)よりも5ポイント上回る結果に。前年と比較すると、「どちらかといえば国公立の大学に行きたい」「まだわからない」「どちらかといえば私立の大学に行きたい」が1~2ポイントずつ増加しており、決め切れていない層が増えていることがわかる。

○進学先検討時の重視項目

進学先を選ぶ際の重視項目を見ると、上位3項目は「交通の便が良い」、「学びたい、興味ある学部や学科がある」、「教育内容のレベルが高い」だった。前年と比較すると、1位「交通の便が良い」は4位から、3位「教育のレベルが高い」は9位から順位が上昇している。高校3年生の4月時点では、通いやすく、自分の興味のあることを高いレベルで学びたい、という高校生の思いが垣間見える。
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