2025年7月、eMAXIS Slim 全世界株式(通称「オルカン」)が、トランプ関税ショック前の過去最高値を更新し、再び注目を集めました。
また、日米関税交渉が合意にいたったことで市場には一定の安心感が広がったものの、8月に入って発表された米国雇用統計は悪化。
一方で、1年・3年・5年すべてのリターン(過去1年、3年、5年間でどれだけ資産が増えたかの成績)でオルカンを上回るファンドも存在しています。中には、オルカンと比べて1年リターンが36%以上高いファンドも。とくに国内株式ファンドの健闘は注目に値します。
今回は、NISA・成長投資枠で購入可能なファンドの中から、「1年・3年・5年すべての期間でオルカンを上回った27本」をご紹介します。
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投信はつみです。猛暑が続いてますね。皆さま、水分補給をしっかりとして、どうぞご自愛ください。私はもう日々の最高気温とファンドの評価損益には一喜一憂せずに、「初心を忘れず」「前向きに」「長期の視点」で、毎日の水分補給のように、つみたて投資を続けていきたいと思っています!
今回もNISA・成長投資枠で検討してみたいファンド、NISAメニューをご紹介します。
オルカン超えの実力派ファンドとは?
7月は、NISAの人気ファンドであるオルカンの最高値更新が話題となりました。具体的には7月11日に、トランプ関税ショック前の過去最高の基準価額(2025年1月24日の28,060円)を超えてきました。最高値更新の要因は、7月に入ってからも世界の株式市場が堅調であったことと円安ドル高があったようです。
そこで今回は、1年・3年・5年リターンのすべてでオルカンの実績を上回っているファンド(2025年6月末基準)をご紹介します。これらのファンドの1年リターンランキングが図表1となり、27本ありました。SBIセレクトのファンドが8本となっています。
1年・3年・5年リターンでオルカンに勝るファンド、厳選27本
オルカン超えの好成績ファンド、意外な顔ぶれとリターン差に注目
円高ドル安の1年では、S&P500インデックスファンドの1年リターンよりもオルカンの方が上位でした。そのため、最高値更新のオルカンに1年・3年・5年で勝ち続けているファンドは価値があるといえるのではないでしょうか。
1位のファンドとオルカンとの1年リターンの差はなんと36%もありますね。27本を見ると意外にも国内株式のファンドが9本と多くなっています。
NISA・成長投資枠を使って、これらの好成績ファンドへの分散投資を検討してみてはいかがでしょうか。
投信はつみ〇NISA対象ファンドをランキング形式でNISAメニューとしてマンスリーで発信する「投信はつみのNISAメニュー」を掲載している、投資情報メディアのキャラクター。手軽に読めるライトな情報ながら、投資に役立つ情報を紹介している。
掲載されたファンドの情報はこちら※2525年7月25日掲載記事
『投資情報メディア』より、記事内容を一部変更して転載。
投資情報メディア編集部 とうしじょうほうめでぃあへんしゅうぶ
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