映画『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』(英題:『Dear Stranger』 9⽉12⽇公開)の完成報告会⾒が5日、都内で行われ、⻄島秀俊、グイ・ルンメイ、真利⼦哲也監督が登壇した。

○グイ・ルンメイを絶賛

同作で、台湾の国⺠的スター俳優のグイ・ルンメイと夫婦役で共演した西島。
グイの印象を聞かれると、こう答えた。

「アジアを代表する女優さんで、素晴らしい俳優さんですね。とにかく、すべてを作品に投げ出す方で。1カ月半撮影をしていましたが、休みの日も役のことに集中されていて、準備を丁寧に丁寧にされている。実際、本番で向き合った時、こんなにナチュラルに演技をする人がいるんだ、と非常に感動しました」

「本当の通りで撮影していたので、もう一回、もう一回ということもあったのですが、集中力を全く切らすことなく。テンションの高いシーンも、静かなシーンも、集中し切っていらっしゃたので、僕自身、どういう演技、どういう俳優が理想だったのかを、改めて見つめ直す機会を与えてくださった、素晴らしい俳優さんです」

そして、西島の絶賛を受けたグイは、「ありがとう」と日本語でお礼を伝え、西島の言葉を噛みしめるように微笑みを浮かべていた。

○映画『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』

ニューヨークで暮らす⽇本⼈の賢治(⻄島秀俊)と、中華系アメリカ⼈の妻ジェーン(グイ・ルンメイ)は、仕事や育児、介護と⽇常に追われ、余裕のない⽇々を過ごしていた。ある⽇、幼い息⼦が誘拐され、殺⼈事件へと発展する。悲劇に翻弄される中で、⼝に出さずにいたお互いの本⾳や秘密が露呈し、夫婦間の溝が深まっていく。ふたりが⽬指していたはずの“幸せな家族”は再⽣できるのか。
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