AI食事管理アプリ「あすけん」を運営するaskenは8月7日、ユーザー15,040名を対象に実施した「夏の食事やお悩みに関する調査」の結果を発表した。

今年の夏は6月の月平均気温が統計開始以来最高を記録するなど、記録的な暑さが続いており、9月以降も全国的に高温が続く可能性が高いとされている。


調査によれば回答者の約8割が過去に夏バテを経験し、今年の夏もすでに5割以上が不調を感じていた。特に「倦怠感・疲労感」(76.9%)や「不眠・睡眠の質の低下」(44.1%)を訴える人が多かった。

都道府県別の分析では、夏バテ経験率に地域差があることも明らかに。長崎県、鳥取県、香川県の順で経験率が高く、沖縄県と宮崎県は全国の中で経験率が低い傾向を示した。今年すでに夏バテを感じている人の割合でも、長崎県、香川県が上位に入る一方、沖縄県、宮崎県は下位となっている。

食生活の変化について、夏に摂取機会が増える食品として「そうめん、冷やし中華など冷たい麺類」(58.3%)、「アイスクリームやかき氷などの冷たいデザート」(54.1%)が上位を占めた。

水分摂取量は1日当たり「1L~1.5L未満」が39.1%で最多となったものの、「500ml~1L未満」と回答した人も32.6%に上り、1日1L未満の摂取量の人が3割超に達している実態も浮き彫りになった。

同社の管理栄養士・道江美貴子氏は、沖縄県と宮崎県の夏バテ率の低さについて「ゴーヤーチャンプルーや冷や汁といった郷土料理が関係している可能性がある」と分析。これらの料理はビタミンB群やたんぱく質など、夏の体調管理に必要な栄養素をバランス良く摂取できるとしている。調査に付随して、同社では夏を乗り切るためのレシピの提案も行っている。

○調査概要

調査概要:夏の食事やお悩みに関する調査
調査対象者:食事管理アプリ『あすけん』会員で、今回の定量調査への参加を了承した方
有効回答者数:15,040名
調査方法:インターネット調査
調査期間:2025年7月24日(木)~2025年7月27日(日)
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