デイトラは8月6日、「社会人の夏休みと『タイパ学習』に関する調査」の結果を発表した。調査は7月26日~28日、オンラインスクール「デイトラ」を受講している社会人141名(うち49.65%が30代、41.13%が正社員)を対象にインターネットで行われた。
「今年の夏休みは、どのように過ごす予定ですか?」と質問したところ、「スキルアップのための学習」(32.29%)が最多に。この学習意欲は極めて高く、73.05%が夏休みのスキルアップに「非常に意欲的」(38.3%)または「意欲的」(34.75%)と回答した。一般的に「夏休みは休むもの」というイメージであったが、社会人の意識は「未来のために学ぶ期間」へと徐々にシフトしているよう。
「現状を変えたい」と感じるようになったきっかけを聞くと、「将来の経済的な不安」(34.04%)が最も多く、次いで「現在の仕事へのやりがいや評価に対する疑問」(32.62%)、「副業への興味」(13.48%)と続いた。
次に、最も学びたい、伸ばしたいと感じるスキルの領域を教えてもらったところ、キャリア形成や収入向上に繋がりやすい「プログラミング」(32.84%)や「Webデザイン」(29.85%)が全体の6割以上を占め、他を大きく引き離す結果に。多くの社会人が、自身の「稼ぐ力」を直接高めることができる実践的なスキルを求めていることがわかった。
続いて、高い学習意欲の一方で、それを妨げる要因について調べたところ、「時間がない(仕事、家事、育児など)」(81票)や「体力的に疲れている」(52票)が上位に。学習においてタイパが重視されていることを受けて、良いタイパ学習の条件を聞いたところ、「短期間で目標とするスキルレベルに到達できる」(29.08%)がトップに。次いで、「すぐに実務や副業で使える知識が得られる」(24.82%)が続いた。