日本遊技機工業組合(日工組)と日本電動式遊技機工業協同組合(日電協)は、2025年8月9日(土)に、"年に一度のファン感謝祭"として「みんなのパチンコ・パチスロサミット2025(みんパチ・スロサミ2025)」を、東京国際フォーラムにて開催した。
本イベントは、これまで個別に開催されていた「みんなのパチンコフェス」(日工組主催)と「パチスロサミット」(日電協主催)を統合し、パチンコ・パチスロファンに向けた業界最大級のファンイベント。
最新のパチンコとパチスロが一堂に会するイベントは、2002年に幕張メッセで開催された「パチンコ・パチスロ産業フェア2002」以来、実に23年ぶりとなった。
イベントの開幕に先立って行われたプレス発表会では、日電協の小林友也理事長と日工組の盧昇副理事長が登壇し開会の挨拶を行った。
「このイベントを通して、パチンコ・パチスロがともに成長し、両輪となって遊技業界を盛り上げていきたい」と、イベント開催の意図を説明する小林理事長、多様なユーザーのニーズに応えられる多様な遊技性を持ったパチスロを提供していく中でも、特にボーナストリガー機の普及こそが「既存ユーザーの離反を防ぎ、さらに休眠ユーザーを呼び戻し、そして新規ユーザーの獲得に繋がる」と大きな期待を寄せる。そして、ボーナストリガー機の認知不足を指摘し、今回のイベントで多くのユーザーに体験し、魅力を感じてもらうことで、「こういうパチスロだったらホールでも遊んでみたい」という気持ちになってほしいとの思いを明かした。
一方、23年ぶりとなる合同イベントは、「パチンコ・パチスロファンの皆様にとって、まさに特別な一日になる」と話す盧副理事長は、最新機種、未来型の遊技機をリアルに体験してもらうことで、「今のパチンコ・パチスロの楽しさを感じていただくことができる機会になる」とし、“現在、パチンコよりパチスロのほうが元気”という声をしっかりと受け止めつつ、「パチンコの魅力度を上げて、パチスロとともに両輪で、業界を盛り上げていく必要がある」と言及。そのために、新しいゲーム性の幅を広げた機種の開発をはじめ、広告宣伝や訴求施策を行うことで、「絶えず、ファンの皆様にパチンコ・パチスロの楽しさを伝え続けていく」ことの重要性を示唆し、業界パーパスである「遊びの力で、心を元気に。」を胸に、これからも邁進していくことを約束した。
日電協の小林理事長と日工組の盧副理事長による挨拶に続いては、出演ゲストを代表して、お笑いコンビ・見取り図の盛山晋太郎、タレントの矢口真里、俳優の山本裕典、そしてお笑いコンビ・レインボーのジャンボたかおが登壇し、「みんパチ・スロサミ2025」における各種コンテンツや見どころについてを紹介した。
そして、日電協の小林理事長、日工組の盧副理事長、登壇ゲストの4人に、全国遊技機商業協同組合連合会の中村昌勇会長と回胴式遊技機商業協同組合の大饗裕記理事長を加えた8名によって、開幕セレモニーとなるテープカットが実施された。
○「みんパチ・スロサミ2025」の模様を紹介
「みんパチ・スロサミ2025」は、試打コーナーを中心に、スペシャルコンテンツやアトラクション、物販コーナー、ステージイベントなど盛りだくさんのプログラムが展開された。
現役の人気機種はもちろん、導入前の最新機種など多くのパチンコ・パチスロ台が用意された試打コーナーは、総設置台数が約200台にも及び、開幕から多くのファンが詰めかけた。
スペシャルコンテンツとして注目を集めたのが、「Bluetoothイヤホン&有線イヤホン 遊技機コーナー」。遊技機のサウンドをBluetoothやイヤホンジャックに繋いで、イヤホンやヘッドホンで楽しめる次世代仕様のパチンコ・パチスロが設置された。
「パチンコ一球入魂」および「パチスロ一打入魂」のコーナーでは、一球・一打で大当たりを射止めることができれば確率帯に応じた豪華景品がプレゼントされた。
そのほか、「クレーンゲーム」や「学遊連ブース」、「みんパチ・スロサミくじ」など多彩なコンテンツで来場者を楽しませた。
「物販コーナー」では、ここでしか手に入らないイベント限定グッズやパチンコ・パチスロライター描き下ろしイラストグッズなど多数のグッズをラインナップ。中でも、実機の部品など、普段は絶対に手に入らないグッズに多くのファンが集まっていた。
また、メインステージでは、ファッションショーや歌謡祭、クイズ大会のほか、LT3.0プラス・BT(ボーナストリガー)のシステム紹介など、バラエティに富んだコーナーが展開された。
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