ホームコンサルティングソリューションズは8月20日、「パワーカップルの資産運用実態と不動産投資への関心調査」の結果を発表した。調査は2025年7月24日、資産運用を行っている全国20~60歳のパワーカップル(夫婦それぞれが年収700万円以上、世帯年収1400万円以上)500名を対象にインターネットで行われた。
○銀行預金を除いた資産運用額
資産運用を行っているパワーカップルに銀行預金を除いた資産運用額について聞いたところ、6割超が「1,001万円以上(61.6%)」で最も多い回答となった。次いで「501万~1,000万円」との回答が18.6%。約8割が501万円以上を資産運用に回していることがわかった。
○直近3年間での資産運用の成績
続いて直近3年間の資産運用における成績を聞いたところ「利益501万円以上(26.8%)」でトップ。次いで「利益101万円~500万円(23.6%)」、「利益51万円~100万円(17.2%)」となり、半数以上が100万円以上の利益を獲得していることが分かった。
現在行っている資産運用
次に現在行っている資産運用について聞いたところ、「不動産投資」は31.8%が取り組んでいると回答し、パワーカップルの約3割が不動産投資を行っていることがわかった。「iDeCo(32.8%)」「外貨預金(30.8%)」「貯蓄型保険(32.0%)」と僅差につけ、不動産投資がパワーカップルの資産運用の1つとして浸透していることがわかった。
○興味がある不動産投資物件
資産運用を行っている全国のパワーカップルに興味がある不動産投資物件について聞いたところ、6割超が何かしらの不動産投資物件に興味を持っていることがわかった。興味を持っている不動産投資物件のなかで1番回答が多かったのは「ワンルームマンション(30.8%)」で次に「ファミリー向けマンション(22.4)」、「一棟マンション(20.2%)」となった。居住用の賃貸物件から、海外不動産、ビル、事務所など幅広い不動産投資に関心があることがわかった。
○不動産投資をする際に許容できる借入金額
不動産投資物件に興味があると回答した306名に、不動産投資をする際に許容できる借入金額について聞いたところ、約25%が「借入はしたくない」と回答。一方で、「2億円以上」が9.2%、「1億5,001万~2億円」が4.6%、「1億~1億5,000万円」が8.5%となり、約2割超が1億円以上の借り入れを許容できると回答した。
最も多い回答は「2,501万円~5,000万円(16.34%)」で、次いで「7,501万円~1億円」が10.78%で2位となった。資産運用額を増やす中で、不動産投資の際には多額の借り入れを検討する人が多いことがわかった。