東京大学(東大)は8月20日、木材パルプを化学的および機械的に変性させ、製紙産業で確立されている抄紙(しょうし:紙をすくこと)プロセスに適用した結果、高強度で難燃性、低空隙率で透明な紙を高効率に製造することに成功したと発表した。
同成果は、東大大学院 農学生命科学研究科 生物材料科学専攻の張昊果大学院生、大阪大学 産業科学研究所の石岡瞬助教、海洋研究開発機構 海洋機能利用部門の磯部紀之副主任研究員、同・地球環境部門 の木元克典グループリーダー代理/主任研究員、同・超先鋭研究開発部門の岡田賢研究員、第一工業製薬 京都中央研究所 コーポレート研究部の後居洋介氏、東大大学院 農学生命科学研究科 生物材料科学専攻の藤澤秀次准教授、同・齋藤継之教授らの共同研究チームによるもの。
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