北海道電力は8月20日、アークスグループ、ラルズおよびHARE晴れと連携し、ラルズが所有・運営する施設の脱炭素化を目的とした太陽光発電によるオフサイトPPA(電力購入契約)の取り組みで、第1号発電所の運転を開始したと発表した。
○取り組みの概要
今回発表された取り組みでは、HARE晴れが恵庭市および千歳市に設置する5カ所の太陽光発電所で発電した電力を、北海道電力を通じてラルズが所有・運営する施設で使用する計画となっている。
これらの発電所は2027年までに順次稼働し、合計発電出力は約6,300kW、年間の想定発電量は約800万kWh、CO2削減効果は約4,300トンに達すると見込まれている。
今回稼働したのはその一部である恵庭市の第1号発電所で、発電出力は約680kW、年間想定発電量は約80万kWh規模だ。
アークスグループは、2030年度までに店舗からのCO2排出量を2013年度比で50%削減することを目指し、脱炭素に向けた取り組みを進めている。
北海道電力らは、この取り組みを通じて、長期にわたり協働で地域の脱炭素化に取り組み、北海道が推進する「ゼロカーボン北海道」の実現に貢献していくとしている。