この連載では、住宅ローンにまつわる疑問・お悩みに、日本住宅ローン株式会社の担当者が答えます。今回取り上げるのは「変動金利で住宅ローン返済中、今より金利が上昇した場合の影響とその対策は?」です。
○住宅ローンにまつわる疑問・お悩み「変動金利で住宅ローン返済中、今より金利が上昇した場合の影響とその対策は?」
変動金利でローンを組んでいますが、今後金利が上昇した場合の影響や、今からできる対策について教えてください。
日本住宅ローン株式会社の回答
今後金利が上昇した場合、返済額も連動して増加していきます。現在、日本は金利上昇局面を迎えているため、これらの事態を想定して、日ごろから備えておくことが大切です。
今からできる対策としては、大きく分けて2つの方法があります。
1つ目は、貯蓄にゆとりができたタイミングで住宅ローンの繰り上げ返済を行うことです。金利が上昇する前に住宅ローン残高を減らしておくことで、金利上昇の影響を抑えることができます。お借り入れ中のローンの金利が、今後1%、2%…と上昇した場合、どのような影響があるのか今からシミュレーションをしておくことが大切です。
2つ目は、固定金利への借り換えです。変動金利と比較して、金利は高く設定されていますが、金利上昇の影響を心配する必要がないため、金利上昇に対する保険を買っているイメージになります。一般的に固定金利は変動金利に先行して上昇すると言われており、変動金利が上昇した後では、固定金利はすでに上昇してしまっています。当社では、固定金利への借り換えを受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。
○日本住宅ローン株式会社
日本住宅ローン株式会社は、日本を代表する大手ハウスメーカー4社と大手金融機関が共同で出資した住宅ローンを中心に取り扱う金融機関。