この連載では、住宅ローンにまつわる疑問・お悩みに、日本住宅ローン株式会社の担当者が答えます。今回取り上げるのは「変動金利で住宅ローン返済中、今より金利が上昇した場合の影響とその対策は?」です。


○住宅ローンにまつわる疑問・お悩み「変動金利で住宅ローン返済中、今より金利が上昇した場合の影響とその対策は?」

変動金利でローンを組んでいますが、今後金利が上昇した場合の影響や、今からできる対策について教えてください。

日本住宅ローン株式会社の回答


今後金利が上昇した場合、返済額も連動して増加していきます。現在、日本は金利上昇局面を迎えているため、これらの事態を想定して、日ごろから備えておくことが大切です。

今からできる対策としては、大きく分けて2つの方法があります。

1つ目は、貯蓄にゆとりができたタイミングで住宅ローンの繰り上げ返済を行うことです。金利が上昇する前に住宅ローン残高を減らしておくことで、金利上昇の影響を抑えることができます。お借り入れ中のローンの金利が、今後1%、2%…と上昇した場合、どのような影響があるのか今からシミュレーションをしておくことが大切です。

2つ目は、固定金利への借り換えです。変動金利と比較して、金利は高く設定されていますが、金利上昇の影響を心配する必要がないため、金利上昇に対する保険を買っているイメージになります。一般的に固定金利は変動金利に先行して上昇すると言われており、変動金利が上昇した後では、固定金利はすでに上昇してしまっています。当社では、固定金利への借り換えを受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。

○日本住宅ローン株式会社

日本住宅ローン株式会社は、日本を代表する大手ハウスメーカー4社と大手金融機関が共同で出資した住宅ローンを中心に取り扱う金融機関。
全期間固定金利である【フラット35】を中心として、様々なローン商品を展開。特に、【フラット35】保証型商品においては、業界初となる借入期間40年(通常は35年)の「フラット極40」を開発。さらに、同商品を活用し、5年後以降いつでも無料で変動金利に切り替えることができる「5年待てるローン」を提供するなど、先進的な取り組みを数多く実施している。また、住宅金融支援機構(旧:住宅金融公庫)が提供するシニア向け商品「リ・バース60」をいち早く取り入れ、「MCJご自宅活用ローン"家の恩返し"」として提供しており、取扱実績はNo.1を誇る。https://www.mc-j.co.jp/
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