最近、やたらお腹が空く。食欲が止まらない。
新米にさんま、ぶどうや栗、スイーツ、コンビニの限定フェア、そして旅行やグルメイベントまで盛りだくさん。そんな中で、つい「ご褒美消費」が増えてしまうのは、よくあること。でも、だからこそ考えたいのが「お金の使い方」。お金を「使わない」のではなく「どう使うか」を考えるだけで、満足度も財布の中身もぐっと変わってきます。今回は、秋の味覚を楽しみながら、賢くお金と付き合うコツをご紹介します。
秋は財布がゆるむ季節
秋といえば、「食欲の秋」さらには行楽やグルメフェスなど…お金を使いたくなるイベントが盛りだくさん。仕事やプライベートの疲れを癒す「ご褒美消費」に走りがちです。
「ちょっと贅沢してもいいよね」という気持ちは大切。でも、そのまま突っ走ると、年末に向けて家計が苦しくなることも…。秋は「使いたくなる季節」。
何にどれだけ使ってる? 食費の現実チェック
まずは、自分の食費の“実態”を振り返ってみましょう。
・平日ランチは外食? コンビニ?
・Uberや出前アプリは週に何回?
・週末はカフェや居酒屋をどれくらい使っている?
ざっくりでもいいので、書き出してみると、「え、そんなに?」と驚く金額になっていることも少なくありません。
まずは、自分が「何に・どれだけ使ってるか」を可視化してみることが、お金の使い方を見直す第一歩です。
賢い秋の味覚の楽しみ方(節約×満足)
お金のことを気にすると、楽しみを我慢しなきゃいけない気がしますよね?でも実は、「節約しながら満足する」方法もあります。
たとえば
高級フルーツや松茸などは友人とシェア買い。少量ずつでも贅沢気分は味わえます。ふるさと納税で秋グルメを選べば、自己負担2,000円で新米やシャインマスカットなどが届くことも。外食は「週1のご褒美」に格上げすれば、満足度はそのままで支出は減らせます。旬の食材(きのこ、さつまいも、根菜など)を使った自炊なら、安くて美味しい食卓が整います。
大事なのは「毎日ちょこちょこ散財する」のではなく、「メリハリをつけて楽しむ」こと。
それだけで、お金の流れが大きく変わっていきます。
食費を「エンタメ費」に変える考え方
食はただの消費じゃない。「体験」に変えると、満足度はさらに上がります。
たとえばこんな過ごし方はどうでしょう?
・秋の料理教室で新しいレシピに挑戦
・フルーツ狩りやワイナリー体験で「食×旅」を楽しむ
・友人と「秋の味覚持ち寄り会」を開催して、みんなで楽しむ
こうした体験は、SNSに残せたり、思い出になったりと“食費以上の価値”を生み出します。
食を「ただの消費」で終わらせず、「人生の満足度を上げる投資」として捉える視点も大切です。
まとめ:秋の味覚は“計画的に楽しむ”が正解
秋は、美味しくて楽しくて、ちょっと危ない季節。でも、「なんとなくお金を使う」か、「考えて楽しむ」かで、秋の過ごし方は大きく変わります。まずは食費をざっくりでも可視化し節約と満足を両立させる工夫をしてみましょう。
また、体験としての「食の楽しみ方」を意識してみましょう。こうしたことを意識しておけば、秋の味覚をもっと自分らしく楽しめるはずです。年末や冬のボーナスに向けて、お金の使い方をちょっとだけ見直す。そのきっかけとして、この「食欲の秋」を活用してみませんか?
この記事を執筆したファイナンシャルプランナー紹介
小峰一真(こみねかずま)
所属:マイホームFP株式会社
MILIZE みらいず AIとITと金融工学の力を駆使し、お金の計画・管理・運用まで完結できる次世代の金融ウェブサービスを手掛けている。個人の方向けには、専属FPにオンライン相談・メール相談ができるサービス『TAMARU』や、お金の情報について動画で分かりやすく解説する『MILIZEチャンネル(YouTube)』など、"金融商品を売らない"完全中立的な金融サービスを提供している。