株の学校ドットコムは8月27日、株式投資への取り組みについての調査結果を発表した。調査は2025年7月26日~28日、全国の20代~70代の男女10,000人を対象にインターネットで行われた。
○株式投資に取り組んでいる人は約3割
「あなたは株式投資に取り組んでいますか?」という質問をしたところ、「はい」と回答した人は、47都道府県の平均で28.0%となった。同社の調査によると、株式投資に取り組んでいると回答する人の割合は年々増加しており、昨年から今年にかけては、+1.3ポイントの上昇となった。
「億り人」は株をやっている人が3倍以上
「金融資産」についても調査を行った。現金・預貯金や株式・債券・投資信託・貯蓄型保険などの金融資産を現在いくら保有しているか選択式で尋ねたところ、株式投資に取り組んでいる人と、株式投資に取り組んでいない人で明確な違いが出た。
金融資産の総額が「1億円以上」と回答した人の割合は、株式投資に取り組んでいない人では2.5%だったが、株式投資に取り組んでいる人では8.5%になった。その差は3倍以上だった。「1000万円以上」で見ても、株式投資に取り組んでいない人では17.3%なのに対して、株式投資に取り組んでいる人では45.3%と約半数近くにまで増加する。また、株式投資に取り組んでいない人では7割以上の人が金融資産「500万円未満」だが、株式投資に取り組んでいる人では約4割を下回っている。全体的に、株式投資に取り組んでいる人のほうが、株式投資に取り組んでいない人よりも多くの金融資産を保有していることがわかる。
○株式投資に取り組まない理由
株式投資に取り組んでいないと回答した人に、「株式投資をやらない主な理由」について選択肢をあげて質問した。その結果、最も回答が多かったのは「投資する資金がない」の40.0%で、次いで、「知識がない」31.5%、「損をするのが怖い」21.3%となり、これら上位3つの回答で全体の9割を占めた。