ソニー損害保険はこのほど、「全国カーライフ実態調査」の結果を発表した。調査は2025年7月4日~7月7日、自家用車を所有し月に1回以上車を運転する18歳~59歳の男女1,000人を対象にインターネットで行われた。

○交通規則違反だと知っていたもの

交通規則違反に該当する行為を提示し、そのなかで交通規則違反だと知っていたものを聞いたところ、「信号機のない横断歩道を渡ろうとしている歩行者がいても一時停止しない」(54.4%)が最も多くなった。

道路交通法第38条により、ドライバーは、横断歩道を横断しようとしている歩行者がいる場合、一時停止して歩行者の通行を妨げないようにしなければならない。このことについて認知している人が多いようだ。次いで多くなったのは、「緊急車両が接近してきても道を譲らない」(51.0%)、「むやみにクラクションを鳴らす」(50.8%)、「スマホのカーナビアプリを操作しながら運転する」「6歳未満の幼児を同乗者に抱っこしてもらって運転する」(いずれも49.3%)だった。
○約5人に4人が知らない違反「エンジンをかけっぱなしで車を離れる」

一方、「エンジンをかけっぱなしで車を離れる」(20.8%)、「信号待ちのタイミングで運転手を交代する」(23.8%)、「高速道路でガス欠になる」(23.9%)、「高速道路で後ろから追い越されそうになったので加速する」(26.4%)はいずれも3割未満にとどまった。エンジンをかけっぱなしで車を離れる行為は"停止措置義務違反"に、信号待ちのタイミングで運転手を交代する行為は駐停車禁止場所等に停車するかたちとなり"駐停車違反"に、高速道路でガス欠になると"高速自動車国道等運転者遵守事項違反"に、後続車に追い越されそうになった時に加速する行為は"追いつかれた車両の義務違反"に該当する。これらの違反について知っている人は少ないことがわかった。
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