ネクスウィルは9月1日、「住まいの悩み」に関する調査結果を発表した。調査は8月14日~15日、全国の男女500人を対象にインターネットで行われた。
調査によると、現在の住まいに「満足している」と回答した人は54.6%。一方で「不満」と答えた人は45.4%と、半数近くに。住まいに関する悩みや不安について聞くと、最も多かったのは「間取りや広さに不満がある」で29.4%。次いで「家賃・住宅ローンの負担」(16.4%)、「通勤・通学の利便性」(13.8%)と続き、ライフスタイルの変化で「広さ・経済性・アクセス」が三大課題となっていることが分かった。
次に、今後の住まいに関する考えを聞いたところ、約半数が現状の住まいに不満があるにもかかわらず、「今の住まいにしばらく住み続けたい」が63.6%と多数派となった。「経済的に引っ越せない」といった声も集まり、引っ越したくても引っ越せない現状が明らかに。
また、約2割は「同じエリアでの住み替え」「郊外や地方への移住」「空き家や相続物件の活用」を考えており、物価高や働き方改革に伴うライフスタイルの変化を背景に、空き家活用や二拠点生活を検討する動きも見られた。従来の「買うか借りるか」だけでなく、多様な選択肢を取り入れる人が増えつつあるよう。
さらに、住まいの購入または住み替えの際に最も重視したいポイントを聞いたところ、「間取り・広さ・周辺環境」(25.6%)、「購入価格・ローン負担」(25.0%)、「通勤・通学の利便性」(15.6%)が上位にあがった。
最後に、今後物件の購入を検討する際に、リノベーション済みの「中古再販住宅」が選択肢に入るかと質問したところ、35%超が「積極的に検討したい」(9.0%)あるいは「条件次第では検討したい」(26.2%)と回答。一方で、「品質や保証面に不安」(16.6%)や「あまり前向きではない」(45.0%)という声は6割を超えた。