北海道電力は9月4日、上川大雪と地域共創に関する連携協定を締結した。これは北海道における新たな価値創造と地域の持続的な発展を目指す取り組みの一環だという。


取り組みの概要


北海道電力は、北海道の強みや地域社会の課題を把握し、これまで培ってきた事業基盤や技術力を、アライアンス先のノウハウと掛け合わせることで、農業をはじめとする一次産業や観光などエネルギー分野を越えた取り組みを展開してきた。

一方、上川大雪は、北海道産の酒米と良質な天然水にこだわった酒造りに加え、食材との組み合わせによるブランド化や、6次産業化による地方創生を志向した取り組みを進めている。

今回の協定では、両社の強みを生かし、京極発電所で日本酒の熟成実証を共同で進める。実証は2024年10月から進めており、その成果や付加価値を検証していくという。

両社は協定に基づき、日本酒熟成の実証を通じて付加価値を見極め、道産酒米や日本酒のブランド力向上、観光への波及を図るとしている。さらに、道産日本酒をテーマに北海道の自然・食・文化を活かした観光振興にも取り組み、両社の強みを掛け合わせることで地域共創を広げ、北海道の潜在力を活かした新たな価値創造に挑戦するとしている。
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