足立区とグーグル・クラウド・ジャパンは9月8日、未来協創に向けた連携に合意したと発表した。
○協定の概要

今回の連携により足立区は、Google Cloudをイノベーション パートナーとし、同区における「区民サービスの一層の向上と持続可能な行政運営」の実現を目指す。
具体的には、以下の5つの取り組みを進めていく。

1. オープンイノベーションによる地域・行政課題の解決と地域活性化
「あだち協創フロント」にて提示された課題の中から、Google Cloud の技術が貢献しうる領域を特定し、当該課題への知見や開発意欲を持つパートナー企業と相互に協力・連携することで、地域課題解決への貢献を目指す。

2. AI・先端技術を活用した行政サービスの変革と区民サービスの向上
Google Cloud の AI 技術を活用し、パートナー企業を中心とする民間セクターの多様なソリューションを組み合わせ、行政サービスの変革を加速。官民連携を通じて、区民一人ひとりのニーズに寄り添った、質の高く便利なサービスを迅速に提供することを目指す。

3. AI・コラボレーション基盤が拓く「新しい働き方」の実現
AI の力を活かしたコラボレーションの推進により、時間や場所にとらわれない柔軟な働き方を支援。業務の効率化で生まれた時間を、より創造的な企画や、区民、そして多様な民間事業者との対話に充てることで、行政サービスの質の向上に貢献する。

4. スマートシティ実現のエンジンとなるデータ利活用とEBPMの推進
データに基づいた政策立案(EBPM)の推進を、データ利活用の側面から支援。安全な分析基盤の活用に関する知見を提供することで、足立区が目指すスマートシティの実現に向けた、データ駆動型行政の基盤づくりに貢献する。

5. 次世代の行政運営を支える情報システム基盤の再構築と将来構想の策定
将来のデジタル社会の変化に柔軟に対応できる、セキュアな次世代の行政基盤を構想。Google Cloud の知見と、パートナー企業を中心とした民間セクターの協力を得て、足立区の未来を見据えた情報システムのあり方を共に描き、その実現を支援する。
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