タイガー魔法瓶は9月10日、昨今のお弁当事情やフードジャーに関するアンケート調査の結果を発表した。調査は2025年8月1日~8月8日、全国の20代~60代の男女867人を対象にインターネットで行われた。
○物価高の影響で「お弁当作り」を始めた人は4割超
今年、スーパー等で食材を購入する際に「物価高」を実感したと回答した人は全体の8割以上(85.8%)であることが分かった。お弁当を作り始めた理由に関しては「物価高の影響、節約のため」と回答した人が最多(45.5%)となった。
○お弁当で年間「40,244円」の節約に
お弁当にかける1日あたりの平均額は、物価高を感じる前は「452.4円」であったのに対し、現在の平均額は「512.1円」と、以前より60円程度(およそ1.1倍)値上がり傾向にある。一方で、お弁当を作らない人の昼食は平均「666.9円」だった。つまり平日毎日(週休2日制、年間52週で算出)お弁当を作っている人は、お弁当を作らない人に比べて、年間「40,244円」節約ができている計算になる。
毎朝のお弁当作りにかける時間
毎朝のお弁当作りにかける時間は「10~20分」が最多で、8割以上(82.1%)が「30分未満」でお弁当を作っていると回答。お弁当の時短術として最も選ばれているのは「冷食を活用」。次いで、「前日の残り物を使う」「作り置きしている」「レンジ調理を積極的に活用する」が上位にくる結果となった。
○お弁当を作らない理由
一方で、お弁当を作らない理由としては、「作るのに時間がかかる」が最多(41.9%)。そのほか、「毎日続けるのが負担」「準備や片付けに時間がかかる」という、家事の負担増加や時間の制約を気にする傾向が見られた。
○弁当箱としてフードジャーを利用しているか
弁当箱としてフードジャーを利用している人は約半数(49.6%)。フードジャーを利用する人に最も支持されている理由は「汁物も入れられるため」が最多(61.1%)。
○フードジャーの中身は?
フードジャーの中身についての調査では「スープをよく入れる」と回答した人が半数以上。温かい料理を中心に利用している人が多く見られた。また、今後の活用法については、パスタやカレー、シチュー、麺類に加え、「冷たい食べ物」も支持されており、残暑が長引く見込みのため、10月頃までは保冷ニーズが高まりそうだ。