さとふるは9月10日、ふるさと納税の利用実態に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は2025年8月19日~8月25日、7,015人を対象にインターネットで行われた。

○9月末までの「前倒し納税」が2.5倍に増加

年間の寄付総額を10割とした場合に、9月末までに10割寄付する予定と回答した人は、2024年の14.6%から36.6%に増加し、前年同期比で2.5倍となることがわかった。

9月末までに10割寄付する理由として、71.5%が「ポイント付与が禁止される前に寄付したいから」と回答しており、制度改正前に寄付を完了しようとする寄付者が多いことがわかる。

○ポイント付与禁止に7割が「反対」

ポイント付与禁止については70.7%が「反対」と回答し、禁止後も「ふるさと納税を続ける」と回答した人は65.7%、禁止後に「やめる」と回答した人は1.9%だった。

ポイント付与禁止後もふるさと納税を続ける理由は「税の控除・還付を受けられるから」(86.9%)が最多で、「お礼品を受け取ることができて魅力的だから」(69.1%)が続いた。そのほか、「地域を応援できるから」(29.4%)や「自分の寄付が地域の発展に貢献するから」(19.6%)といった理由も挙げられた。

○10月以降、ふるさと納税サイトに求めるのは?

ポイント付与禁止後に「寄付先の自治体選び」で重視する点は「お礼品の魅力」(90.8%)が最多。

「ふるさと納税サイト選び」で重視する点は「お礼品の魅力」(71.3%)と「サイトの利便性」(55.9%)が特に多く、ポイント付与禁止後は「魅力あるお礼品の有無」や「サイトの使いやすさ」が比較検討の中心になっていることが分かる。
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