シチズン時計の「シチズン アテッサ」は、ビジネスパーソンからの人気が高いウオッチブランドだ。チタン素材を用いた軽さ、定期的な電池交換がいらない光発電エコ・ドライブ、標準電波やGPS衛星電波を受信して正確な時刻に合わせられる――といった点がうけている。
そのアテッサから、2025年秋冬の新作が発表された。ラインナップの中でも特に人気だという「アテッサ ACT Line AT8185-62E」をベースモデルとして、サファイアベゼルを採用するなどアップデートを図った。2種類のレギュラーモデル、1種類の限定モデルを10月2日に発売する。いずれも光発電エコ・ドライブ仕様だ。
レギュラーモデルはカラーリングが異なり、全体をブラックでまとめた「AT8294-59E」が22万円、ブラックダイヤルにシルバーのケースとバンドを合わせた「AT8295-56E」が19万8,000円だ。
ギア感のある高機能なモデルながら、チタン素材のケースとバンドによって重さが95gという軽快な着用感がポイント。スーツにもカジュアルにも合わせやすい。ケースとバンドには、独自の表面硬化技術「デュラテクト」を施して強度を高めている。
サファイアベゼルには、ワールドタイム機能の都市名をシルバー蒸着しており、見た目にもきれい。文字板のサブダイヤルは、12時位置がクロノグラフ分針、6時位置がクロノグラフ 1/20秒針、9時位置が24時間計だ。12時位置と6時位置のサブダイヤルは、針が指し示すことによって、曜日、電波受信状況、サマータイム、充電量などを把握できるようになっている。
ケース/バンド素材:チタン
ケースサイズ:径42.5mm×厚さ10.7mm(設計値)
風防:サファイアガラス(無反射コーティング)
防水性能:10気圧
ムーブメント:クォーツ式「キャリバー H800」
おもな機能:標準電波に対応した電波時計(日中米欧)、ワールドタイム(26時差、サマータイム対応)、クロノグラフ、パーペチュアルカレンダー
○構造色文字板が美しい限定モデル
一方の限定モデル「AT8314-53L」は、世界限定1,800本、価格は25万3,000円だ。
構造色文字板とは、光の反射によって発色(構造色)を実現する技術だ。色素を使わないインク層に微細な構造を形成することによって、光の反射で発色をコントロール。光の加減や角度によって、ダイヤルの表情が変わる。
基本的な仕様はレギュラーモデルと同等だが、ケースサイズが径43.5mm×厚さ13mm(設計値)、重さが101g、風防が無反射コーティングのカットサファイアガラスとなる。
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