Chrono24(クロノ24)は9月3日、2025年夏の高級時計市場トレンド調査を発表した。

今回の分析調査では、夏の3カ月と冬の3カ月の販売シェアを比べ、色や素材、ブランド、モデル、価格帯、ケースサイズ、カテゴリーなど、さまざまな側面から販売シェアの変化を評価した。
数字は、夏と冬の販売率の相対的変化を示している。

今夏、販売シェアを大きく伸ばしたのはダイバーズウォッチだった。ほとんどの時計カテゴリーが年間を通じて安定した需要を見せる一方、ダイバーズウォッチは6.2%という驚異的な伸びを示した。中でも、特に人気が高かったのは、海への旅行やアウトドアアクティビティ、スポーティーなライフスタイルが主役となる夏の季節にぴったりな「オリス アクイス」(+23.9%)や、「IWC アクアタイマー」(+18.1%)だった。

夏はカラフルな文字盤の人気も高まる傾向にあり(+4.4%)、鮮やかなブルー、フレッシュなグリーン、珍しいカラーなど、より大胆で個性的な色が人気を集めた。服装がよりカジュアルになり、フォーマルな場面が減る夏は、ドレスウォッチ(−7.0%)のシェアが若干縮小している。

夏にもっともシェアを伸ばした上位3モデルは、「ブライトリング スーパーオーシャン ヘリテージ II 42」(+79.2%)、「ロレックス GMTマスター 16750」(+70.5%)、「パテック フィリップ アクアノート 5167A-001」(+70.2%)だった。
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