ローランドは、フルートの演奏スタイルで楽しめるデジタル管楽器「Aerophone Brisa」を2025年11月に発売する。市場想定価格は、250,000円前後。
「Aerophone Brisa」は、フルートの演奏スタイルで楽しめるデジタル管楽器。「Aerophoneシリーズ」の最新モデルとなる。コンサートフルートやバスフルート、ピッコロ、ジャズフルートといったフルート系の音色はもちろん、サックス、クラリネット、トランペットなどの管楽器、弦楽器、パンフルートや尺八などの民族楽器、さらにモダンな音楽ジャンルにも最適なシンセサイザーやドラムなど100種類の音色を内蔵する。また、管楽器ならではの表現を追求した新開発の「SuperNATURAL Winds」サウンドエンジンを搭載。フルートの演奏表現にフォーカスしながら、管楽器特有の微細な息づかいやニュアンスを忠実に音に変換し、アコースティック楽器さながらの反応とダイナミックなコントロールで、表現豊かに演奏できる。
従来のフルートとは異なり、マウスピースに直接息を吹き込むことによって音を出せる。また、新開発のデュアル・ブレスセンサーを搭載し、フルートの運指で演奏できる「Flute」モード時には、マウスピース部分にある上下2つの吹き口に息を吹き分けることでオクターブを切り替えられる。モーション・センサーも搭載しており、体の動きでピッチを変化させたり、ビブラートのかかり具合を大きくしたり、表現の幅を広げられる。
「Flute」モードのほか、サックスやリコーダーの運指に基づき、管楽器初心者の方になじみやすい「Brisa」、トランペットの運指のように演奏できる「Trumpet」など、幅広いプレイヤーに対応する運指モードを選択でき、片手のみで演奏できる特別なモードも用意している。
本体にスピーカー、ヘッドホンジャック、充電式リチウムイオン電池を内蔵しており、いつでもどこでも演奏が行える。また、BluetoothとUSB MIDIに対応しており、後述の専用アプリ、ワイヤレスペダルなどとワイヤレス接続が可能。USB Type-Cケーブルでコンピューターに接続すれば、音楽制作アプリへの録音ができ、ヘッドホン/LINE出力共用端子からは、PAシステムなどに接続できるので、ライブパフォーマンスでも活用できる。
無料の専用アプリ「Aerophone Brisa Plus(iOS/Android対応、近日公開予定)」を利用すれば、スマートフォンやタブレットから音色選択やお気に入りの音色の保存、運指モード、エフェクト、移調など本体の詳細な設定が行えるほか、演奏中に運指ガイドを表示することで指づかいや音符を確認できる。また、専用アプリからローランドのクラウドサービス「Roland Cloud」にアクセスすることで、14種類の音色を無料で追加できる。
サイズは752(長さ)×51(幅)×52(高さ)mmで、質量は415g。本体のほか、モイスチャー・バンド、ブロワー、USB Type-C(ストレート)to Type-C(アングル)ケーブル、L型プラグ(ステレオ・ミニ・タイプ)、専用ハンド・キャリー・バッグなどが付属する。