Paidyは2025年9月22日、「お買い物に関する意識調査」の結果を発表した。同調査は2025年8月14日~8月21日、全国の18~29歳のZ世代、および30~49歳のミドル層の男女計400名を対象にインターネットで実施した。
昨今、「タイパ」や「コスパ」など、Z世代ではパフォーマンスが重視されている。お金の使い方においても「効率性を重視する」と回答したZ世代は86.0%と高く、お金を効率的に使い、管理する新しいお金の価値観「マネパ*2」を重視する傾向が見られた。
実際に、自身のお金の使い方について尋ねたところ、1位が「好きなことにはお金をかけ、節約するところはするといったメリハリのある消費をする」(37.5%)、2位が「コストパフォーマンス(費用対効果)を重視する」(37.0%)、3位が「その月の予定や出費に合わせて、柔軟に支払い方法を選びたい」(31.0%)となりました。この結果から、Z世代は単にモノの値段だけでなく、時間や支払い方法まで含めてトータルで「効率性」を重視する、賢くスマートなお金の使い方をする傾向があることが明らかになった。
Paidyは「夢に自信を、心に余裕を持てる世界を作る。」というパーパスのもと、「夢につながるお買い物」を後押ししているが、「夢につながるお買い物」をしたいタイミングを尋ねたところ、Z世代において最も多かったのは「ボーナスや臨時収入が入った時」(43.0%)だった。
まとまった収入を、自身の成長や夢のための「自己投資」に充てる好機として、計画的に捉えている姿勢がうかがえる。2位には「セールやキャンペーンのタイミング」(32.5%)が続いた。
夢につながるお買い物について、「定価が高いと諦めてしまう」と回答したZ世代は75.0%にのぼった。昨今の物価高の影響もあり、たとえ夢のためであっても、高額な出費には慎重にならざるを得ない実態がうかがえる。
一方、「セール時期は、夢につながるお買い物を“思い切ってみよう”と思うか」という問いに対しては、実に82.5%ものZ世代が「気持ちが高まる」と回答した。価格を理由に購入をためらう層が大多数である一方で、セールがその背中を押し、夢の実現に向けた一歩を踏み出すための強力な“きっかけ”となっていることが、明らかになった。
夢を後押しするセールだが、支出管理に課題を感じている側面もあるようだ。
こうした課題に対し、セール時の支払いにおいて「分割手数料が無料であれば、分割払いを利用したい」と回答したZ世代は74.4%(強くそう思う 25.0%、ややそう思う 49.4%)に達し、ミドル世代の51.9%(強くそう思う 13.4%、ややそう思う 38.5%)を22.5ポイント上回った。
セールという機会を楽しみつつ、その後の“支払いの山”を自分らしくなめらかにする賢い選択肢の一つとして、Z世代が分割払いを検討する様子がうかがえる。
今回の調査で「お買い物の支払いが特に集中しやすい月」を尋ねたところ、Z世代で最も多かったのは「12月」だった。11月末のブラックフライデーや各種セールでの購入、そしてクリスマスや年末年始の支出が重なるこの時期は、一年で最も家計管理が重要になるシーズンと言える。
セールという「夢を叶える」絶好の機会を最大限に活かすためにも、「マネパ」を意識したお買い物のニーズが高まることが予測される。