ウェルスナビは9月25日、「資産運用とセキュリティに関するアンケート調査」の結果を発表した。調査は9月10日、インターネットで資産運用サービスを利用している20代~50代の男女1,052名を対象にインターネットで行われた。
証券口座の乗っ取り被害が相次いでいることを受けて、「資産運用サービスを利用する際にセキュリティを重視する度合いは高くなりましたか?」と尋ねたところ、66.6%が「高くなった(少し+とても)」と回答。また、資産を守るためにセキュリティに関する知識を深めたいと思うようになった人は74.5%と、7割を超えた。
また、顔・指紋などを利用して本人確認を行う認証技術「パスキー」について、「『パスキー』という言葉を見聞きしたことはありますか?」と聞いたところ、80.3%が「ある」と回答。どの程度知っているのかと聞くと、半数以上が「おおまかな特徴は知っている」(56.1%)と答えた一方で、「名前を知っている程度で、ほとんどわからない」が30.9%と、パスキーの特徴がまだ広くは知られていない可能性が高いことがわかった。
次に、被害を防ぐためにとった新たな対策を教えてもらったところ、「多要素認証を設定した」(43.9%)や「メール内のリンクやファイルを開くことに慎重になった」(33.5%)が上位に。
一方、「新たな対策はしていない」という人は24.5%。理由を聞くと、「具体的に何をすればよいかわからないから」(48.1%)が、他の選択肢を大きく上回りトップに。多くの人がセキュリティに関する知識を深めたいと思うようになった一方で、どういう対策が有効なのかは十分に知られていない可能性が高いことが明らかに。次点は、「利用しているサービス側の対策で十分だと思うから」で22.9%だった。