ヤマハ発動機、都市再生機構、千葉県八千代市、日本電気、日立製作所は9月26日、千葉県八千代市内のUR賃貸住宅団地を中心とした「健康なまちづくり」に係る包括的な連携・協力に関する覚書を締結した。
本覚書は、UR賃貸住宅団地を中心とした地域における、住民の健康増進およびまちの活性化を推進するもの。
具体的に今年度は高津団地(千葉県八千代市)をフィールドに、半年間にわたり、住民の健康に資する施策の展開に向け、市域の課題把握を踏まえ、住民が日常的に気軽に立ち寄りたくなる拠点の整備や、楽しみながら利用できるスマホアプリ、ご高齢者の外出を促す電動モビリティなど、多彩なサービスの実証を開始。集めたデータをもとに、学術機関や専門家の助言を受けながら効果を検証し、次年度以降の継続や事業化の実現可能性、他の地域への展開も検討していくという。
なお、UR都市機構、八千代市、NEC、日立、ヤマハ発動機は今後も、各種実証を通じてUR賃貸住宅団地を中心とした「健康なまちづくり」を進めていく。各社の専門技術を生かした多様なサービスの提供を契機に、少子高齢化や地域のつながりの希薄化といった社会課題に取り組み、多世代が安心して暮らせる新たなコミュニティの形成に向け連携していくとしている。