トレジャープロモート運営のオンラインスクール「株の学校ドットコム」は9月26日、「株式投資の取り組み実態調査」の結果を発表した。調査は8月30日、株式投資に取り組む20代~70代の男女782人(男性389人、女性393人)を対象にWebで行われた。


調査によると、シニア世代で株式投資に取り組んでいる人の割合は34.1%。40代・50代のミドル世代が27.0%、20代・30代の若手世代が25.3%であるのに比べて高い割合に。

株式投資を始めたきっかけについて聞くと、どの世代においても「家族や友人・知人に勧められたから」が最も多く、次いで「テレビや雑誌・書籍などを見て興味をもったから」が多い結果となったが、シニア世代は、他世代と比べて「家族や友人・知人」「テレビや雑誌・書籍」の割合がやや少なく、その代わりに「銀行や証券会社などに勧められたから」「勤めていた会社の持ち株やストックオプション」の割合が高いという特徴がみられた。

また、株式投資で達成したい目標について自由記述形式で回答してもらったところ、どの年代でも最多は「特に目標はない」で、およそ4分の1の人が回答した。具体的な金額を目標として挙げた人は、若手世代やミドル世代では2割強いたのに対して、シニアは15.2%に留まり、反対に、「配当」や「株主優待」を目標に掲げている人はシニア世代のほうが多い傾向となった。

さらに、株式投資をやっていて良かったことを教えてもらったところ、どの世代でも「経済に詳しくなる」「世界情勢を気にするようになった」「やっていて楽しい」「やりがいがある」といった声があり、利益だけではない株式投資の魅力を感じている人が多いよう。ただし、最も多かった回答は、すべての世代において「特にない」だった。
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