リモラボは9月25日、「フリーランス・副業のお金に関する意識調査」の結果を発表した。調査は8月18日~22日、「リモラボ」の受講会員女性829名(うち約8~9割がフリーランス)を対象にインターネットで行われた。
フリーランスや副業で働く中で、「会社員とは違う」お金に関する不安や課題聞いたところ、「特に不安はない」と回答した人はわずか1.1%にとどまり、多くの人が何らかの不安を抱えていることが明らかに。
中でも、半数以上が「収入が不安定で、今後の生活設計が立てにくい」(51.6%)と回答。次いで「確定申告や税金に関する知識が不足している」(47.0%)、「社会保険(健康保険、年金など)の負担が重く感じる」(41.5%)と続き、収入の不安定性に加えて、会社員にはない税務・社会保障面の知識不足に不安を感じていることが浮き彫りとなった。
続いて、お金の不安を解消し、将来の夢や目標を達成するために必要だと感じていることについて聞いたところ、「収入アップのためのスキルアップ」(63.0%)が最も多く、次いで「資産形成(貯蓄、投資など)」(56.2%)、「複数の収入源を確保すること」(50.3%)が上位に。副業・フリーランスで働く女性が、自らのスキルを高めて収入を得る力をつけながら、同時に資産形成も進めていきたいと考えていることが明らかに。
そこで、「投資を始める上で、最もハードルだと感じることは何ですか?」と聞くと、7割近くの人が「投資に関する知識が不足している」(68.8%)と回答。また、約半数が「情報が多すぎて混乱する、信頼できる情報源がわからない」(46.3%)といった点をハードルに感じているよう。
また、回答者の約4割が何らかの失敗を経験していることも判明。「そもそも何が失敗か分からない」(15.3%)という意見も一定数ある中で、失敗の経験として、「リスクや仕組みを理解せず、知識不足のまま始めて判断を誤った」(11.7%)、「損失を出してしまった投資経験がある」(11.2%)があがった。
次に、投資を通じて、将来的にどのような状態を目指したいか伺ったところ、1位「収入を増やしたい(資産所得を得たい)」(72.0%)、2位「老後資金を確保したい」(70.7%)、3位「経済的自由を手に入れたい」(69.2%)と続き、短期的な収入増から長期的な経済的安定まで、多様な目標を抱えていることが明らかに。
そこで、お金について学びたい意欲があるかと聞くと、6割近くが「非常に強く学びたい」(57.9%)と回答。「ある程度学びたい」(38.0%)も合わせると、95%を超える結果に。