Binance Japanは10月2日、「暗号資産投資に関する意識調査」の結果を発表した。調査は8月11日~24日、Binance Japanユーザー1,076名を対象にインターネットで行われた。
暗号資産に投資する理由を聞いたところ、最多は「より高い収益性(ROI)」で24.3%。次いで「資産ポートフォリオの分散」(20.7%)、「新興技術への関心」(13.6%)が上位に。 一方、同時期に実施したグローバル調査(対象:Binanceユーザー9万6,752名)では「より高い収益性」(15.8%)が1位ながら、日本の方がROIを重視すると回答した割合が高く、投資意識の積極性が際立つ結果となった。
投資スタイルについては、67.1%が「長期投資&保有(HODL)」と回答し、グローバル平均(50.6%)を大きく上回った。短期投資(アクティブトレード)は11.2%にとどまり、日本では「長期的に保有する志向」であるHODLerが主流であることが明らかに。
HODLとは、暗号資産のスラングで「Hold(保有)」に由来し、市場の変動に左右されず資産を長期的に保有し続ける投資スタイルのこと。グローバル平均(約5割)と比べても日本ではこの傾向が顕著であり、短期的な値動きよりも将来の成長や資産価値の長期的な安定性を重視する姿勢がうかがえる。
また、新規ユーザーに選ばれる暗号資産のトップ3は、日本では、1位「XRP」、2位「ETH」、3位「SOL」という結果に。一方、グローバルの1位は「ETH」、2位は「BNB」、3位は「SOL」となり、国内におけるXRPの人気が高い独自傾向が明らかとなった。
次に、Binanceを選んだ理由を教えてもらったところ、日本ユーザーは「豊富な銘柄数」(603票)が最も多く、次いで「ブランドの評判」(365票)、「低い手数料」(357票)が上位に。 グローバル調査では「ブランドの評判」が1位となり、国ごとにBinanceに期待する価値が異なることがわかった。