ベター・プレイスは、10月17日の「貯蓄の日」を前に、9月2日から3日にかけ、全国の20~50代の働く男女373人を対象に「貯蓄と借入れに関するアンケート」を実施した。
「あなたは現在、貯蓄がありますか。」と質問したところ、「はい」と答えた人は75.9%と、4人に3人は貯蓄があることがわかった。
貯蓄があると答えた人に、貯蓄の金額を聞いたところ、「50万円以上~100万円未満」 が11.3%、「100万円以上~300万円未満」が 11.7%、「300万円以上~500万円未満」が 10.6%、「500万円以上~1,000万円未満」が11.7%、「1,000万円以上~3,000万円未満」が 10.6%と、幅広い結果となった。
貯蓄があると答えた人に、毎月平均してどのくらいの金額を貯蓄しているかを聞いたところ、「5万円以上~10万円未満」と回答した人が 18.7%で1位、次いで「1万円以上~3万円未満」が16.3%、「3万円以上~5万円未満」が15.2%という結果となった。
貯蓄の有無を年収別に見ると、日本の平均年収(約460万円)と同等、またはそれを下回る200万円以上~500万円未満の層でも、男女ともに7~8割が「貯蓄あり」と回答しており、平均的な年収水準で堅実に貯蓄を行う人が多いことが明らかになった。
貯蓄がないと答えた人に、貯蓄をしていない理由を聞いたところ、「毎月の生活費で手一杯だから」と回答した人が53.3%で1位、次いで「収入が少ないから」が32.2%、「収入が安定しており、必要なときにすぐ対応できると考えているから」が20.0%という結果となった。
現在の収入で日常の生活費がまかなえているか聞いたところ、「問題なくまかなえているが、余裕はない」と回答した人が 41.0%で1位、次いで「問題なくまかなえており、余裕もある」が 21.4%、「やや不足することがある」が19.8%、「常に不足している」が17.7%という結果となった。
現在の収入で、将来のための貯蓄や投資に回す余裕があるか聞いたところ、「あまりない」と回答した人が32.2%、「まったくない」と回答した人が21.4%と、半数以上の人に将来のための貯蓄や投資をする余裕がないことがわかった。
現在借入れ(借りているお金、リボ払い、カードローンなど)があるか聞いたところ、「ある」25.2%、と4人に1人が借入れをしていることがわかった。
現在の年収を聞いたところ、「300万円~400万円」と回答した人が18.5%で1位、次いで「400万円~500万円」が15.5%、「200万円~300万円」が12.6%という結果となった。
借入れをしている人に借入金額を聞いたところ、「100万円以上」が20.2%と最も多い結果となった。
借入れがあると答えた人に借入先を聞いたところ、「銀行(カードローン、フリーローンなど)」と回答した人が50.0%で1位、次いで「クレジットカード(キャッシング)」が28.7%、「クレジットカード(リボ払い)」が27.7%という結果となった。
借入れがあると答えた人にその理由を聞いたところ、「生活費の補てん」と回答した人が34.0%と最も多く、次いで「借入金返済への充当」が29.8%、「医療費」が26.6%という結果となった。
借入れがあると答えた人に、お金が足りない状況に対し「借りる」という方法を選んだ理由を聞いたところ、「今すぐに資金が必要だったから」と回答した人が45.7%と最も多く、次いで「返済の見込みがあったから」が30.9%、「収入を増やすことが困難だったから」が22.3%、「手続きが簡単だったから/手軽にできたから」が22.3%という結果となった。
勤め先に、どのようなお金のサポートがあれば利用したいか聞いたところ、「特にサポートは必要ない/利用したいと思わない」と回答した人が44.2%と最も多い結果となった。一方、お金のサポート(福利厚生)を利用したいと答えた人で多かったのは「給与から毎月自動で貯蓄できる制度」が24.7%で1位、次いで「給与の一部を投資に回し、自分で運用する積立制度」が16.4%という結果となった。