結婚相談所Presiaは10月12日、「お金と結婚に関する意識調査2025 女性版」を発表した。調査は2025年10月、20代~40代の未婚女性200名を対象にインターネットで行われた。

○約9割が「年収は重要」と回答

「結婚相手を選ぶ上で、相手の年収はどのくらい重要ですか?」という質問に対し、「非常に重要」(14.0%)と「ある程度、重要」(75.5%)を合わせて89.5%の女性が「重要である」と回答した。

結婚相手の男性に求める「最低」年収については、300万円未満が26名、300万円~400万円未満が52名、400万円~500万円未満が54名、500万円~600万円未満が31名、600万円~800万円未満が10名、800万円~1,000万円未満が3名、1,000万円~が24名となった。

また、「理想的な」年収については、300万円未満が1名、300万円~400万円未満が15名、400万円~500万円未満が28名、500万円~600万円未満が47名、600万円~800万円未満が42名、800万円~1,000万円未満が28名、1,000万円~1,500万円未満が12名、1,500万円~が27名となった。

75%が共働きを希望も、そのうち44.7%は「本音は専業主婦」


「結婚後は、共働きを希望しますか?」という質問では、「共働きを希望する」と答えた女性は合計で75.0%にのぼった。しかしその内訳を見ると、「本当は専業主婦が良い」と答えながらも共働きを希望する女性が33.5%存在しており、経済的な理由などから現実的な選択をしている様子が伺える。

○貯金額は500万円以上を求める声が約45%

結婚相手の経済力について、貯金額と借金に関する考え方も調査した。「結婚相手に求める貯金額」については、「500万円以上」を求める声が合計で44.5%にのぼる一方、「貯金額は問わない(借金がなければOK)」という回答も24.0%あった。内訳は、貯金額は問わない(借金がなければOK)が48名、100万円~が32名、300万円~が31名、500万円~が47名、1,000万円~が39名、2,000万円~が3名だった。

また、「結婚相手に借金があった場合」については、「結婚をためらう」(57.5%)と「結婚は考えられない」(16.5%)を合わせて74%が結婚に否定的・慎重な姿勢を見せており、収入以上に資産状況をシビアに見ていることが分かった。

○最終的な判断基準は「高年収」よりもバランス重視

最後に、他の条件を揃えた上で「年収」と他の要素を比較したところ、多くの女性が年収の高さよりもバランスを重視する傾向が明らかになった。

「年収」と「見た目」を比較した質問では、「年収500万円で、見た目が普通の男性」が71.5%(143名)と、「年収1000万円で、見た目が全くタイプではない男性」(15.5%)や「年収300万円で、見た目が非常にタイプな男性」(13.0%)を大きく引き離し、圧勝した。

「この結果から、多くの女性はパートナーとして、非現実的な高年収や好みのルックスよりも、平均的な経済力と不快感のない見た目のバランスを最も重視していることが伺える」と同調査。
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