耐衝撃ウオッチG-SHOCKなど、デザインにこだわった製品をリリースしているカシオ計算機。毎年のようにさまざまな製品でグッドデザイン賞を受賞しているが、10月15日に発表された2025年度のグッドデザイン賞でも、5つの製品が受賞となった。


○腕時計ではG-SHOCK新ラインなど3製品が選ばれた

ウオッチ(腕時計)からは、“G-SHOCK”「GA-V01」、“サ時計”「SAN-100H」、“PRO TREK”「PRJ-B001」の3製品が選ばれた。「GA-V01」は、エッジの効いた有機的な外装フォルムと大型の全面液晶が特長の耐衝撃ウオッチ。マグネティックホールディング構造により、針をシャフトに固定せず磁石の力で取り付け、衝撃を受け流すショックリリース針を搭載している。異形タイプの時分針など斬新なアイディアが随所に散りばめられているという。

「SAN-100H」は、設定温度100度までのサウナで使用でき、サウナに入る目安となる12分を測れる12分計機能を備えたサウナー専用腕時計。高温環境でも動作する耐熱構造に加え、防水設計のケースに透湿性の低い樹脂を採用し内部への湿気を防ぐ工夫を施した。バンドは、温浴施設の鍵などで馴染みのあるカールバンドを採用し、着脱のしやすさもこだわったとしている。

「PRJ-B001」は、スクエア型ベゼルが回転する独自のロータリーガードベゼルを採用したアウトドア向けのウオッチ。普段使いにマッチするスタイリッシュな角形スタイルと、ロングトレイルやウルトラライトハイクなどアクティビティをする際には操作性に優れたスタイルへと切り替えが可能。Bluetoothによるスマートフォンとの連携機能を搭載し、時刻・位置記録機能で思い出のスポットを管理できるなど、アウトドアの楽しみが広がるという。

○AIペットロボット「Moflin」と電子辞書でも受賞

ウオッチ以外の製品では、AIペットロボット「Moflin」と電子辞書「EX-word XD-SA」シリーズが受賞。「Moflin」は、人との触れ合いによって感情が育つAIペットロボットで、手のひらサイズでモフモフとした毛並みの愛らしい姿に、独自のAI技術による自立した感情を持ち、コミュニケーションを通じて喜怒哀楽をさまざまに変化させる。
ユーザーとの関わり方に応じて性格が多様に変化し、そのパターンは400万通り以上におよぶという。

電子辞書「EX-word XD-SA」シリーズは、大学入試対応の主要教科を幅広く収録し、新科目「情報Ⅰ」にも対応した電子辞書。直感的に操作できるインターフェースと洗練されたデザインを融合し、学習環境に調和する電子辞書として、受験生から一般学習者まで幅広く活用できるとしている。
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