ZWEIは10月16日、「年の差恋愛」および「年上からのアプローチ」に関する意識調査の結果を発表した。調査は2025年10月3日、18歳以上の独身男女464名を対象にインターネットで行われた。


○「おじアタック」「おばアタック」6割超が初耳と回答

近年、SNSなどで「おじアタック」「おばアタック」といった言葉が話題となり、年齢差のあるアプローチに対する世間の関心が高まっている。調査では、この話題のワードについて、64.4%が「今回初めて知った」と回答。一般的な認知度はまだ低いことが判明した。
○約4割が年の差アプローチの経験あり

「年の差アタック」の経験がある人は38.4%。特に「アプローチを受けた」経験者が33.8%(157名)と多く、実際の恋愛・婚活の場で年の差アプローチは珍しくないことが分かった。

アプローチを「受けた」経験には大きな男女差があり、女性45.8%に対し男性は19.0%と2倍以上の開きがあった。女性の半数近くが年上からのアプローチを経験している一方、男性は2割程度に留まっている。

○「条件次第では受け入れられる」が最多で44.2%

年上からのアプローチへの気持ちについて、44.2%が「条件次第では受け入れられる」と回答。完全拒否は少数派で、アプローチの仕方次第では可能性があることが示された。
○「アリ」な年齢差は「5~10歳差まで」が7割超

恋愛・結婚の対象として「アリ」と思える年齢差は、5歳差まで(36.6%)と10歳差まで(35.3%)で全体の71.9%を占めた。

許容できる年齢差には男女で傾向の違いが見られた。女性は「10歳差まで」が38.6%で最多だったのに対し、男性は「5歳差まで」が42.7%で最多となった。
男性の「5歳差まで」が最も多い背景には、結婚や将来のライフステージを見据え、より身近な年齢差で、価値観や生活習慣が共有しやすい「等身大のパートナーシップ」を望む堅実な傾向が伺える。

○「ナシ」と思う年齢差は「10~15歳以上から」が約6割

逆に「ここからはナシ」と思う年齢差については、「10歳以上から」が32.5%で最多、「15歳以上から」が26.3%で続き、合わせて約6割となった。前問の「アリな年齢差」で10歳差までが7割だったことと整合性のある結果で、「10歳」が1つの明確なボーダーラインであることが分かる。
○「アリだな」と思う条件TOP3

年上からのアプローチで好印象を持てる条件として、1位「清潔感がある(74.8%)」、2位「趣味や価値観が合う(63.1%)」、3位「相手の気持ちを尊重してくれる(59.7%)」となった。その他、「経済的に安定している(58.2%)」、「誠実で紳士的(49.4%)」、「人生経験が豊富で尊敬できる(44.2%)」なども重視されている。

重視する条件には顕著な男女差が見られた。女性は「清潔感(83.9%)」「経済的安定(76.3%)」「誠実さ(72.7%)」を重視する一方、男性は「趣味・価値観(67.3%)」「清潔感(64.5%)」「気持ち尊重(53.1%)」を重視。特に「経済的安定」は女性76.3%に対し男性37.0%と、重要度に大きな開きが見られた。

○「ナシだな」と思う要因TOP3

逆に、年上からのアプローチで敬遠される要因は、1位「上から目線・偉そうな態度(75.6%)」、2位「清潔感がない(70.9%)」、3位「しつこく誘ってくる(65.1%)」だった。その他、「既婚者からのアプローチ(64.2%)」「『若い子が好き』など年齢差を強調する発言(62.1%)」「趣味や価値観がまったく合わない(59.1%)」なども大きなマイナス要因となっている。
○実際の声から見えてきた「年の差恋愛」のリアル

自由記述では半数以上の51.9%(241名)が具体的なエピソードを記載。好印象だった経験と困った経験、両方の声が寄せられた。

○好印象だった経験

「包容力があり、仕事で辛い時など悩みを聞いてくれて、全力で甘えさせてくれた」(女性)

「食事代やガソリン代など払わせてほしいというスタンスで奢ってくれていたのは好印象でした」(女性)

「10歳上の人から10年アプローチを受け続けたが、10年越しにアプローチを受け入れたことがあります」(男性)

「実年齢が離れていても見た目が10歳差以内ならいいかもって思ったことがあります」(男性)

○困った経験・NG行動

「10歳以上離れたの既婚者に言い寄られてうんざりしました。なぜ、自分が相手にされると思っているのかわかりません」(女性)

「年上だから安心していましたが、嫌だと伝えたことを平気でしてきて一気に気持ち悪くなりました」(女性)

「会社の上司に言い寄られたことがあり、あまりに大胆にアプローチしてくるので困った」(男性)

特に「既婚者からのアプローチ」「相手の気持ちを無視した一方的な行動」は男女問わず強い拒否反応を生んでいる一方、「対等に扱う」「スマートなエスコート」「気持ちを汲む配慮」は高く評価されていることがわかった。
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