ピジョンは2025年11月18日、子どもの“自分でできる力”に関する意識調査の結果を発表した。

同調査は2025年10月7日~10月22日、2才0ヵ月~5才11ヵ月の子どもいるママ・パパ 234人、子どもは1人で0才0ヵ月~0才11ヵ月の子どものママ・パパ319人に対して行われた。


「生活面で、子どもが自分でやりたい気持ちはできる限り尊重したいですか」の設問に、「とてもあてはまる」「ややあてはまる」と答えたキッズ世帯のママ・パパは98%と非常に高い結果に。一方で、共働き世帯の増加を背景に、育児休暇取得後に復職し、慌ただしい毎日を過ごす親は多く、「子どもを見守りたいが、スムーズに済ませたい葛藤を感じる」と答えた人は95%にのぼった。多くのママ・パパが“子どものペースを尊重したい理想”と“効率を求めざるを得ない現実”との間で揺れ動いている様子がうかがえる。

「子どもがポジティブな気持ちで行動できるような声掛けをしたいが、なかなかできていない」と答えたママ・パパは78%に上った。子どもの自立に期待し、そのためのサポートをしたい思いがありつつも、行動に移せていない課題が明らかになった。

「成長や発達(※)について、周りの子どもと比べて、焦りを感じたことがある」と回答したキッズ世帯のママ・パパは55%で、0才児の親と比べて20ポイント高い結果となり、子どもの年齢が上がり自分でできることが増える時期だからこそ、直面する悩みがあることが示唆された。

「生活面のことは子どもが自分でできるような環境づくりをしたい」と回答した割合は86%と高い結果に。子どもが自分でやってみようと思う瞬間を増やすための声掛けや、自分の力でできるようになるための環境づくりをすることで、子どもの「できた!」を後押ししたいと考えるママ・パパが多いことがわかった。

※ 蛇口を回す、数が言えるなど、昨日までできなかったことが、ある時を境にできるようになる変化
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