リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」はこのほど、「2025年流行グルメ調査」の結果を発表した。調査は2025年10月31日~11月1日、全国20代~60代男女1,035名を対象にインターネットで行われた。

○海外SNS発のトレンドが1位~3位独占

37の選択肢の中から「今年流行ったと思うグルメ」を聞いたところ、1位は「アサイーボウル」だった。「アサイー」は昨年の調査で2位だったが、今年はコンビニで販売されるなどより多くの人の目に触れることとなった。

続く2位は「麻辣湯」。こちらもコンビニで発売されたほか、日本各地で店舗がオープンするなど大きな話題になった。

3位「ドバイチョコ」はここ数年SNSで話題になっていたが、今年になって各社が発売して手に取りやすくなった。1位~3位は全て韓国のSNSでも話題になったものであり、その影響の大きさがうかがえる。
○今年を象徴すると思うグルメキーワードは?

20の選択肢の中から「今年を象徴すると思うグルメキーワード」を聞いたところ、過半数が「米騒動・米価高騰・米離れ・備蓄米」を選び、圧倒的1位に。備蓄米放出は連日ニュースになり、日々の生活でもお米の高騰を痛感させられている人が多いことが推測される。

2位になった「サンマ"豊漁"」は逆にうれしいニュース。実際に豊漁だったのかはあいまいだが、年々高騰し続けていたサンマが比較的手ごろな価格で店頭に並び、SNSでも「久しぶりにおいしいサンマを食べられた」という声が見られた。

そのほかにも3位「エッグショック」、9位「葉物野菜高騰」、11位「サケ不漁」など、物価の乱高下に振り回された1年だった。

5位「昭和レトロ」、13位「平成リバイバル」といった令和らしいキーワードを選ぶ人も少なくなかった。
また、8位「セルフオーダー」(タブレットやスマートフォンで自分で注文すること)や14位「投げ銭」(店員個人に対してセルフオーダーなどを通じて金銭を贈ること)といった技術革新が広く認知され始めていることもわかった。
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