ビズリーチが運営する「ビズリーチ WorkTech研究所」は、管理職経験者の意識調査の結果を11月27日に発表した。同調査は2025年9月19日~2025年9月25日の期間、年収1,000万円以上のビジネスパーソンのうち、管理職経験者465人を対象にインターネットを用いて行われた。


直近5年程度で、マネジメント(管理職)業務の難易度に変化を感じるか聞いたところ、78.3%が、「直近5年でマネジメントは難しくなっている」と回答した。

マネジメントが難しくなっていると感じる理由について尋ねたところ、上位3つは、「ハラスメント意識の高まりへの対応」(50.8%)、次いで「多様性の増大と価値観の多様化への対応」(34.6%)、「メンタルヘルス問題への対応」(34.3%)だった。

また、現代のマネジメントに特に求められていると感じることを尋ねたところ、「モチベーション向上のための対応」(37.6%)、「部下個人の成長支援」(35.5%)が上位となった。現代の管理職には、従来の業務管理に加えて、多様化する個人の価値観や感情に寄り添いながら、意欲と成長を引き出す役割も求められていることが読み取れるという。

管理職経験者の83.2%が「年上の部下を持った経験がある」と回答し、そのうち68.0%が「そのマネジメントに悩んだ経験がある」と回答した。

具体的な課題として「モチベーション維持の難しさ」(40.1%)や「指示やアドバイスの伝えにくさ」(34.6%)が上位に挙がり、ポジションと年齢が比例しないことからくるこうした課題が、マネジメントの難化の一因となっていることがうかがえるという。
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