AlbaLinkは12月5日、「古い物件の魅力に関する意識調査」の結果を発表した。同調査は11月13日~16日、築20年以上の物件に住んでいる497人を対象に、インターネットで実施した。


古い物件に住む人の平均築年数は35.4年であり、特に「築25年超30年以下」がボリュームゾーン(27.4%)を占めた。築50年以上の物件居住者も7.0%存在し、平均を押し上げている。

古い物件の魅力としては、「安く住める」(58.1%)ことが多く挙げられた。次いで、「間取りが広い」(37.2%)、「雰囲気がいい」(23.7%)が続く。広い間取りやレトロで落ち着いた雰囲気や、新築にはない味わいや個性が評価されている。また、「リフォーム済できれい」(4位)な物件は、築年数が経過していても設備の快適性が保たれている点が理由として挙げられた。「立地がいい」(5位)、「和室がある」(6位)、「造りが頑丈」(7位)といった声も多い。

古い物件で、「意外と気にならなかった点」を聞くと、最も多い回答は「内装の古さ」(23.1%)で、2位は「住宅設備の古さ」(22.9%)だった。内装は、住んでみると慣れるという声や、リフォームされていたという声が多かった。住宅設備も、最新でなくても実用性を満たしていれば問題ないと感じる人が目立つ。また、懸念されがちな「断熱性の低さ」(3位)や「防音性の低さ」(4位)も、住まい方の工夫や建物の構造によっては大きな不便を感じないことがわかった。
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