LINEヤフーは、同社が運営するスマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」において、セルフ型調査ツール「Quickアンケート」に生成AIを活用した新機能「AIアンケート作成機能(β)」を追加した。

本機能では、ユーザーがテーマや調べたい内容を入力すると、生成AIが設問構成のたたき台を自動提案する仕組みとされている。
アンケート作成の初期負担を抑え、短時間での調査実施を支援していくという。

○Quickアンケートをさらにスムーズに

「Quickアンケート」は、審査依頼から最短6時間で調査を開始できるセルフ型サービス。
今回追加された「AIアンケート作成機能(β)」では、

・テーマ(例:「●●のオンライン購入実態」など)
・調べたいポイント(例:「利用頻度」「改善ニーズ」など)

を入力するだけで、設問案が自動生成されると案内されている。同一画面上で内容確認や編集も可能で、調査準備の時間短縮が期待できるとしている。
○LINEリサーチが蓄積した調査ノウハウを反映

設問の自動生成には、LINEリサーチが長年の支援業務で培った「適切な聞き方」のノウハウを取り入れているとのこと。
初心者でも調査の基本を踏まえた設計を進めやすいよう工夫されている。

なお、生成された設問案はユーザー自身が目的に合わせて確認・調整する前提。また、生成AIによる結果の信頼性・完全性などは保証していないとしている。

本機能はOpenAIのAPIを利用。利用にあたってはLINEヤフー共通利用規約およびLINEリサーチ利用規約への同意が必要となる。

LINEヤフーでは、生成AIを活用した設問検証支援など、調査品質の向上につながる機能追加を今後も進める方針。企業・団体のマーケティング活動における「正確かつ手軽なリサーチ」を支えていくとしている。
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