エア・ウォーターは12月10日、小型CO2回収装置「ReCO2 STATION」を釧路コールマインに納入し、運転を開始したことを発表した。

「ReCO2 STATION」の概要


「ReCO2 STATION」は、ボイラ燃焼などの排ガスからCO2を分離・回収する装置。


CO2の回収能力は設計値で約0.4トン/日としており、20フィートコンテナサイズの装置となっている。

釧路コールマインでは、2021年度から石炭灰を利用したCO2の炭酸塩鉱物化など、CCUS(CO2の回収・有効利用・貯留)技術に関する実証試験を実施している。

今回の試験では、ボイラ排ガスを前処理設備で処理したあと同装置に導入し、CO2を回収する。回収したCO2は専用タンクに貯留し、同社が進めるCCUS実証試験に活用するとのことだ。
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