ソニー生命保険は、2025年10月8日から10月9日の2日間、全国の50歳から79歳の男女を対象に「シニアの生活意識調査2025」をインターネット調査で実施し、1,000名の有効回答を集計した。

全国のシニアに現在の楽しみを聞いたところ、最も多かったのは「旅行」で45.2%となった。
次いで「テレビ ドラマ」(38.3%)、「映画」(28.6%)、「読書」(27.6%)、「グルメ」(26.2%)が続いた。男女別にみると、男女ともに1位は「旅行」、2位は「テレビ ドラマ」と共通していた。男性では3位が「スポーツ」、4位が「映画」、5位が「読書」となった。一方、女性では3位が「読書」、4位が「グルメ」、5位が「映画」となり、楽しみの傾向に違いがみられた。

昨年の調査結果と比較すると、「読書」は2024年の22.3%から2025年は27.6%へと5.3ポイント上昇し、関心の高まりがうかがえる。

楽しみのために使っている金額についても調査を行った。現在の楽しみを「旅行」と回答した452名に、旅行に対する1カ月の出費を聞いたところ、平均額は3.4万円だった。過去の推移をみると、2020年から2022年は2.4万円で横ばいだったが、2023年以降は増加傾向が続き、2025年まで3年連続で増加している。

また、現在の楽しみを「貯蓄」と回答した136名に貯蓄に対する1カ月の金額を聞いたところ、平均額は4.9万円だった。前年からは0.4万円減少し、2020年と同水準に戻る結果となった。

この1年のうちに体験してよかったことを聞いたところ、最も多かったのは「旅行」となった。2位は「大阪・関西万博」で、人気のパビリオンを巡ったり、各国の文化や最新技術に触れたりと、20年ぶりの万博を楽しんだシニアが多い様子がうかがえる。
以降は、3位「コンサート・ライブ」、4位「グルメ・食べ歩き」、5位「温泉・銭湯」と続いた。

男女別にみると、男女ともに1位は「旅行」となった。男性では「スポーツ観戦」と「登山・ハイキング」が同数で2位に入り、アクティブな体験が上位を占めた。一方、女性では「大阪・関西万博」が2位となり、「グルメ・食べ歩き」と「コンサート・ライブ」が同数で3位となるなど、外出やイベントを楽しむ傾向がみられた。

この1年のうちに訪れてよかった場所として、国内では「函館」「松島」「草津温泉」「軽井沢」「伊勢神宮」「大阪・関西万博」「有馬温泉」などが挙げられた。海外では「韓国」「ハワイ」「トルコ」といった回答がみられた。
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