健美家は12月11日、「不動産投資に関する意識調査(第24回)」の結果を発表した。同調査は10月29日~11月12日、健美家( けんびや)登録会員384名を対象に、インターネットで実施した。


現在の投資用不動産の価格について、1年前と比べるとどうか尋ねたところ、77.9%が「価格が上昇している」と回答した。86.1%は「金利が上がった」と答えており、価格と金利のダブル上昇を強く実感する市況となっている。

現在、投資用不動産は売り時か買い時か尋ねたところ、「買い時だと思う」が18.0%となり、2022年4月以降で最も高い水準となった。買い時だと思う理由については、「買えるときに買った方がよいから」(59.4%)が最多だったが、「価格がもっと上がるから」(50.7%)、「これから金利が上がるから」(34.8%)も多かった。57.6%は、直近1年間に物件を購入したと答えている。

購入した物件は「一棟アパート」が48.4%で最も多く、「戸建賃貸」(43.4%)が続いた。

代表的な購入物件の表面利回りについて尋ねると、「20%以上」(20.8%)が最も多かった。「10%以上」の回答は合計で59.7%となっている。

購入者の融資期間は「10~20年」(38.0%)が最多だった。「10年未満」は7.4ポイント増加するなど、全体で融資期間が短期化する傾向があった。

自己資金はいくら必要だったか尋ねたところ、「1割」(48.7%)が最も多かった。前回最多だった「必要なし」(フルローン、オーバーローン等)の割合は減少した。


融資を活用した購入物件で、最も多かったのは「中古木造アパート」(33.5%)で、2位は「中古戸建」(17.7%)、3位は前回同率1位だった「新築木造アパート」(15.2%)だった。
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