米OpenAIは12月22日(現地時間)、ChatGPTユーザーの1年間の利用動向をまとめたパーソナライズ機能「Your Year with ChatGPT」の提供を開始した。ユーザーとChatGPTの対話から得られたテーマや統計データを、視覚的に振り返ることができる。
1年間の利用データや利用動向を振り返る“年次まとめ”は、音楽配信サービス「Spotify」が毎年提供している「Spotify Wrapped(Spotifyまとめ)」が成功を収めたことで広く認知された。その後、Apple MusicやDeezerといった他の音楽配信サービスに加え、YouTube、Goodreads(読書)、Letterboxd(映画)、Strava(スポーツ)、Duolingo(語学)など、さまざまなオンラインサービスに広がっている。
そのChatGPT版が「Your Year with ChatGPT」である。利用には一定の条件があり、設定で「メモリ(Memory)」および「チャット履歴(Chat History)」の両方の機能が有効になっている必要がある。メモリは、ユーザーの許可に基づき、好みや前提条件などをChatGPTが記憶する機能であり、チャット履歴は過去の会話を参照して文脈を保つための設定である。また、1年間の活動量(会話数など)が一定の基準を満たしている必要があり、活動が少ないユーザーの場合は、表示内容が基本的な統計情報に限定される。
振り返り画面では、2025年におけるチャット数、送信メッセージ数、生成した画像の数、ユーザー全体における活動量のランク、最もチャット数が多かった日などを確認できる。
さらに、会話内容の傾向に基づいてユーザーを分類し、特定の称号(アーキタイプ)が与えられる。たとえば、問題解決やアイデア出しに活用したユーザーには「Creative Debugger(クリエイティブなデバッガー)」、戦略的な対話が多いユーザーには「Strategist(戦略家)」といった称号が贈られる。
また、ユーザーが関心を持ったトピックに基づき、AIがパーソナライズした詩や画像を生成したり、利用傾向を踏まえてユーザーの2026年を占うような遊び心のある機能も用意されている。











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