SMBCコンシューマーファイナンスは1月15日、「20代の金銭感覚についての意識調査2026」の結果を発表した。調査は2025年11月27日~28日、20歳~29歳の男女1,000名を対象にインターネットで行われた。
○20代の毎月のお小遣い、平均32,159円
全国の20歳~29歳の男女1,000名(全回答者)に対し、毎月自由に使えるお金はいくらあるか聞いたところ、「1万円以下」(31.2%)や「2万円超~3万円以下」(13.8%)、「4万円超~5万円以下」(15.7%)に多くの回答が集まり、平均は32,159円だった。
前回の調査結果と比較すると、毎月自由に使えるお金の平均は2,446円の減少(前回調査34,605円→今回調査32,159円)となった。
婚姻状況別にみると、既婚男性では11,720円の増加(前回調査27,077円→今回調査38,797円)となった一方、未婚男性では3,764円の減少(前回調査33,905円→今回調査30,141円)、未婚女性では2,989円の減少(前回調査37,484円→今回調査34,495円)、既婚女性では4,441円の減少(前回調査29,888円→今回調査25,447円)となった。
○20代の貯蓄額、前回調査から5万円増加
貯蓄状況について質問した。現時点で、どのくらいの貯蓄ができているか聞いたところ、「50万円以下」(40.8%)に最も多くの回答が集まったほか、「50万円超~100万円以下」(13.5%)にも回答がみられ、調整平均は74万円だった。また、「0円」は20.7%となった。
前回の調査結果と比較すると、現在貯蓄できているお金の調整平均は5万円の増加(前回調査69万円→今回調査74万円)となった。
婚姻状況別にみると、未婚者では2万円の減少(前回調査66万円→今回調査64万円)となったのに対し、既婚者では50万円の大幅増加(前回調査92万円→今回調査142万円)となった。
職業別にみると、会社員では9万円の増加(前回調査122万円→今回調査131万円)、学生では3万円の増加(前回調査24万円→今回調査27万円)となったのに対し、パート・アルバイトでは8万円の減少(前回調査45万円→今回調査37万円)となった。
○「現在の貯蓄状況に不安を感じている」69.4%
現在の自分の貯蓄状況について、不安を感じているか聞いたところ、「感じている」は69.4%、「感じていない」は30.6%となった。20代の多くが、自身の貯蓄に関して不安感を抱いているようだ。
男女・年代別にみると、不安を感じている人の割合は男性と比べて女性のほうが高くなる傾向がみられ、最も高くなった20代前半女性では73.2%だった。
職業別にみると、不安を感じている人の割合は、パート・アルバイトでは73.6%、学生では76.6%と、会社員(67.7%)と比べて5ポイント以上高くなった。
○お小遣いを使いすぎたと感じる金額、平均34,970円
全回答者(1,000名)に、自分が自由に使えるお金(お小遣い)を、1ヶ月間でいくらくらい使ったときにお金を使いすぎたと感じるか聞いたところ、「0円(使いすぎたと感じる金額はない)」(18.6%)や「1万円以下」(24.0%)、「5万円超~10万円以下」(16.2%)などに回答が分かれ、平均は34,970円だった。
前回の調査結果と比較すると、使いすぎたと感じる金額の平均は152円の増加(前回調査34,818円→今回調査34,970円)となった。
婚姻状況別にみると、未婚男性では1,530円の減少(前回調査32,389円→今回調査30,859円)、既婚女性では2,146円の減少(前回調査31,482円→今回調査29,336円)となったのに対し、未婚女性では1,731円の増加(前回調査38,682円→今回調査40,413円)、既婚男性では2,974円の増加(前回調査30,769円→今回調査33,743円)となった。
○趣味や遊びなど生活費以外に使っている金額
全回答者(1,000名)に、生活費以外(趣味や遊びなど)に、ひと月あたり、いくらくらいお金を使っているか聞いたところ、「1万円以下」(35.2%)に最も多くの回答が集まったほか、「1万円超~2万円以下」(11.6%)や「2万円超~3万円以下」(8.9%)、「4万円超~5万円以下」(9.1%)にも回答がみられ、平均は16,596円だった。また、「0円」は28.5%となった。
男女別にみると、生活費以外に使っている金額の平均は、女性では18,143円と、男性(15,049円)と比べて3,094円高くなった。
前回の調査結果と比較すると、生活費以外に使っている金額の平均は、全体では231円の減少(前回調査16,827円→今回調査16,596円)、男性では18円の減少(前回調査15,067円→今回調査15,049円)、女性では444円の減少(前回調査18,587円→今回調査18,143円)となった。
○お金の使い方に関する意識
お金の使い方について、どのような考えを持っているか質問した。
全回答者(1,000名)に、お金の使い方に関する意識について、どの程度同意するか聞いたところ、「"お金を使うこと"より、"お金を貯めること"に喜びを感じる」では「非常にそう思う」が21.6%、「ややそう思う」が39.2%で合計した「そう思う(計)」は60.8%となった。また、「"少し背伸びして、良いもの(好きなもの・欲しいもの)にお金をかけること"に喜びを感じる」では「そう思う(計)」は50.3%、「多少高くても、社会のためになる活動をしている企業の商品・サービスを購入したい」では「そう思う(計)」は36.4%となった。
男女別にみると、男性では「"少し背伸びして、良いもの(好きなもの・欲しいもの)にお金をかけること"に喜びを感じる」で「そう思う(計)」と回答した人の割合は52.8%、「多少高くても、社会のためになる活動をしている企業の商品・サービスを購入したい」で「そう思う(計)」と回答した人の割合は41.2%と、女性(順に47.8%、31.6%)と比べて5ポイント以上高くなった。
○商品購入の決め手になるポイント
全回答者(1,000名)に、商品を購入する際、何が商品購入の決め手になることが多いか聞いたところ、「価格」(42.3%)が最も高くなり、「商品のホームページ」(20.5%)、「X(旧Twitter)の投稿・コメント」(19.3%)、「友人・知人の口コミ」(18.7%)、「ブランド・メーカー」(16.8%)が続いた。
男女別にみると、男性・女性とも1位は「価格」(男性44.6%、女性40.0%)となり、男性では「商品のホームページ」(23.0%)が2位、「比較サイトの評価」(19.0%)が3位、女性では「X(旧Twitter)の投稿・コメント」(21.4%)が2位、「友人・知人の口コミ」(20.8%)が3位だった。
また、女性では「Instagramの投稿・コメント」が19.8%と、男性(8.6%)と比べて11.2ポイント高くなった。注目しているインスタグラマーや有名人の商品紹介・レビューなどを参考に購入を決める人が女性には多いようだ。
ゲーム課金に対する意識
全回答者(1,000名)に、ゲーム消費について質問した。
まず、お金を使ってゲームをすることについて聞いたところ、「お金を使ってでも(課金してでも)ゲームを有利に進めたい」では「そう思う」は13.2%、「お金を使わないと楽しく遊べない」では「そう思う」は20.6%となった。
アイテムやキャラクターの入手について聞いたところ、「ほしいアイテム・キャラを手に入れるためのお金は惜しみたくない」では「そう思う」は19.4%、「レアアイテムやレアキャラを手に入れたときは誇らしい気持ちになる」では「そう思う」は30.8%となった。
次に、ゲーム課金(ゲームでのアイテムの購入やガチャ等の利用)の実態について質問した。
「ゲームでのアイテムの購入やガチャ等の利用(ゲーム課金)」にお金をかけている人の割合は19.2%で、それらの人がひと月あたりにかけている金額の平均は5,080円だった。
前回の調査結果と比較すると、お金をかけている人の割合は、全体では2.4ポイント下降(前回調査21.6%→今回調査19.2%)、男性では2.6ポイント下降(前回調査28.2%→今回調査25.6%)、女性では2.2ポイント下降(前回調査15.0%→今回調査12.8%)と下降傾向がみられたのに対し、かけている金額の平均は、全体では833円増加(前回調査4,247円→今回調査5,080円)、男性では600円増加(前回調査4,461円→今回調査5,061円)、女性では1,274円増加(前回調査3,844円→今回調査5,118円)と増加傾向がみられた。
また、ゲーム課金での経験を聞いたところ、「ゲームでお金を使いすぎて(ゲーム課金しすぎて)生活に困ったことがある」では「ある」は10.5%、「ゲームでお金を使ったこと(ゲーム課金したこと)に後悔したことがある」では「ある」は18.8%となった。
男女別にみると、「ゲームでお金を使いすぎて(ゲーム課金しすぎて)生活に困ったことがある」で「ある」と回答した人の割合は男性では13.2%、女性では7.8%と男性のほうが5ポイント以上高くなり、「ゲームでお金を使ったこと(ゲーム課金したこと)に後悔したことがある」で「ある」と回答した人の割合は男性では25.2%、女性では12.4%と男性のほうが10ポイント以上高くなった。
○推し活にかけているお金
全回答者(1,000名)に、推し活(好きな芸能人やキャラクターを応援する活動)にお金をかけているか聞いたところ、お金をかけている人の割合は35.3%となった。
男女別にみると、お金をかけている人の割合は、男性では33.2%、女性では37.4%だった。
お金をかけている人(353名)に、ひと月あたり、いくらくらいお金をかけているか聞いたところ、「3千円超~5千円以下」(22.9%)や「5千円超~1万円以下」(26.6%)に多くの回答が集まり、平均は12,150円だった。
男女別にみると、ひと月あたりにかけている金額の平均は、女性では13,689円と、男性(10,416円)と比べて3,273円高くなった。
○結婚しようと思える世帯年収額
ライフイベントと年収の関係について質問した。
全回答者(1,000名)に、結婚しようと思える世帯年収額を聞いたところ、年収600万円でしようと思える割合(「年収600万円あれば」までの合計)は39.7%、年収700万円でしようと思える割合(「年収700万円あれば」までの合計)は46.6%、年収800万円でしようと思える割合(「年収800万円あれば」までの合計)は54.0%となり、20代の半数以上が結婚をイメージできるのは年収800万円であることがわかった。また、「年収がどんなに多くても、したいと思えない」は31.3%となった。
前回の調査結果と比較すると、半数以上が結婚しようと思えるのは、前回調査では年収700万円(54.5%)、今回調査では年収800万円(54.0%)と、結婚へのハードルが上昇する結果となった。また、「年収がどんなに多くても、したいと思えない」と回答した人の割合は、前回調査25.9%→今回調査31.3%と5.4ポイント上昇した。
○1人目の子育てに前向きになるのは「年収900万円」
出産・子育て(1人)しようと思える世帯年収額を聞いたところ、20代の半数以上がイメージできるのは、前回調査では年収800万円(53.0%)、今回調査では年収900万円(50.2%)と、ハードルが上昇した。また、「年収がどんなに多くても、したいと思えない」と回答した人の割合は、前回調査29.0%→今回調査34.1%と5.1ポイント上昇した。
○自家用車や住宅を購入しようと思える年収
自家用車を購入しようと思える世帯年収額を聞いたところ、年収500万円でしようと思える割合は36.0%、年収600万円でしようと思える割合は43.8%、年収700万円でしようと思える割合は50.0%と、半数以上が自家用車の購入をイメージできるのは年収700万円となった。
前回の調査結果と比較すると、半数以上が自家用車を購入しようと思えるのは前回調査では年収600万円(50.5%)、今回調査では年収700万円(50.0%)と、ハードルが上昇した。
また、住宅を購入しようと思える世帯年収額を聞いたところ、20代の半数以上がイメージできるのは、前回調査では年収900万円(50.8%)、今回調査では年収1,000万円(56.6%)と、こちらもハードルが上昇した。
○「詐欺などのトラブルの被害に遭ったことがある」7人に1人
詐欺などのお金に関するトラブルについて質問した。
全回答者(1,000名)に、これまでに、詐欺などのトラブルの被害に遭ったことがあるか聞いたところ、「遭ったことがある」は14.4%、「遭ったことはない」は85.6%となった。
男女別にみると、「遭ったことがある」と回答した人の割合は男性では17.6%と、女性(11.2%)と比べて6.4ポイント高くなった。
これまでに、詐欺などのトラブルの被害に遭ったことがある人(144名)に、被害に遭ったことがあるトラブルを聞いたところ、メール・SMSで本物そっくりの偽サイトに誘導されパスワードやクレジットカード情報などが盗まれる「フィッシング詐欺」(19.4%)が最も高くなり、「ワンクリック詐欺」「マルチ商法・ねずみ講」(いずれも16.7%)、「ネットオークション詐欺」(16.0%)、「キャッチセールス」(15.3%)が続いた。
また、全回答者(1,000名)に、これまでに、詐欺などのトラブルの被害に遭いそうになったことがあるか聞いたところ、「遭いそうになったことがある」は21.2%、「遭いそうになったことはない」は78.8%となった。
男女別にみると、「遭いそうになったことがある」と回答した人の割合は男性では26.4%と、女性(16.0%)と比べて10.4ポイント高くなった。
これまでに、詐欺などのトラブルの被害に遭いそうになったことがある人(212名)に、被害に遭いそうになったことがあるトラブルを聞いたところ、「フィッシング詐欺」(30.2%)が最も高くなり、「ワンクリック詐欺」(26.9%)、「ネットオークション詐欺」(17.0%)、「マルチ商法・ねずみ講」(16.5%)、「無料商法」(14.6%)が続いた。











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