セレクトラ・ジャパンは1月21日、「自動車の任意保険加入に関する意識調査」の結果を発表した。調査は2026年1月8日、20歳以上70歳以下の男女3,000名を対象にインターネットで行われた。

○アクティブドライバーの約3%が任意保険に未加入

運転頻度について、「月に1回以上運転している」と回答したアクティブなドライバーは1,864名となった。さらにアクティブドライバーの内、「任意保険に加入していない」回答者は71名(3%)だった。

下表は任意保険未加入の71名内訳を世代別に分類したものとなる。40代以降は3%前後で推移しているのに対し、20代は約29%、30代は約12%と、若年層ほど任意保険未加入という傾向が明らかになった。

○未加入の理由は「リスクへの過信」よりも「経済的要因」

次に任意保険に未加入と回答した71名に理由を調査した。その結果、「事故を起こす気がしない/自信がある(8票)」といった、万が一の際の賠償リスクに対する認識の甘さというよりも、「保険料が高いから(24票)」、「お金に余裕がないから(21票)」といった金銭的な理由によって加入していない傾向が見られた。

○無保険事故によるトラブル事例

最後に、調査対象3,000名に「自分または相手が任意保険未加入だったことによってトラブルに遭った経験」について確認したところ120名がトラブルを経験していた。トラブルの内容として具体的に寄せられた自由回答からは、任意保険料の節約に対して、あまりに大きな代償が浮き彫りになった。

加害者側の事例としては、「若い頃、お金がなくて保険に未加入で、信号待ちの車に追突し、結局追突が追突を呼んで4台弁償することに。結婚し、子供が生まれても、しばらくは払い続けてた。」(59歳福井県男性)や、「相手方への車の修理費 医療費が払えなく自己破産した。」(50歳岩手県女性)といった声が挙がった。

一方、被害者側の事例としては、「無保険の車が信号無視でぶつかってきて自分の車が廃車になったが、車を買い替えるお金が相手からもらえなかった。」(44歳神奈川県女性)や、「友人の兄がひき逃げされ重傷で、その後見つかったが無保険でお金が払えないとなった。」(50歳埼玉県女性)といった回答が寄せられている。
○無保険事故における法的な課題は

本調査結果を受け、任意保険に加入していない回答者が3%いるという事実から、「自分は加入しているから大丈夫」というよりも、「事故相手が任意保険に入っていない場合」、いわゆる無保険事故についての備えを考えておくことが重要だといえる。


交通事故の法的実務に詳しい弁護士・藤垣 圭介氏は次のようにコメントしている。

「交通事故の相手方が任意保険に未加入の場合、金銭の請求や連絡の窓口は相手本人となります。しかし、法的に請求する権利が認められても、実際に金銭を回収できるとは限りません。また、相手方が任意保険に加入していれば相手の保険担当者が行う"損害額の計算"や"解決までの判断"も、無保険事故では被害者自身が行わなければならないため、解決までの期間、立替えを強いられるケースも見られます。この点、ご自身が『弁護士費用特約』のある任意保険に加入されていれば、費用の自己負担なく相手方とのやり取りを弁護士に依頼することが可能になります。請求金額の計算、円滑に対応してくれない相手への説明や督促、解決までの流れに関するご自身へのご案内など、専門性ある弁護士に入ってもらうことで解消できる問題は多いでしょう。ただし、弁護士に依頼をした場合でも、相手に支払能力がないときは現実的に回収の難しいケースがあり得ます。

こうした"相手から支払われないリスク"に備えるためには、ご自身の任意保険の『人身傷害保険』『車両保険』が非常に有益です。これらの保険が付いていることによって、相手に支払能力がなくてもご自身の代わりに保険会社がそのリスクを背負ってくれるため、損害の補填が得られないという最悪の事態を回避できます」(藤垣法律事務所代表弁護士・藤垣圭介氏)
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