ウェザーニューズは1月29日、2026年2~3月にかけての雪による高速道路の通行止めリスク予想を発表した。

○2月:全国的に日本海側では通行止めリスクが高い予想

2月上旬は、冬型の気圧配置が強まる影響を受け、日本海側では広く通行止めのリスクがあると予想される。
北~東日本の太平洋側では、南岸低気圧の進路によっては積雪となるおそれがあるため、最新の気象情報の確認が求められる。

中旬は、北~東日本の日本海側では引き続き冬型の気圧配置と強い寒気の影響を受け、通行止めリスクが高くなると見ている。一方、北~東日本の太平洋側や西日本では、通行止めリスクは低い予想だ。

下旬になると北から強い寒気が流れ込み、強い冬型の気圧配置となる影響で、全国的に日本海側では、通行止めのリスクが高い状況になると予想される。また、太平洋側でも南岸低気圧と寒気の影響を受け、平野部でも交通影響が出るおそれがある。普段雪の少ない地域では、わずかな積雪でも通行リスクが急激に高まる。輸送担当者および一般ドライバーは、予報される降雪量に関わらず、常に最新の気象・交通情報を確認し、万全の備えと柔軟な判断を心がけるよう呼びかけている。
○3月:広い範囲で昨年並、局地的に降雪増の可能性も

3月上旬は、北~東日本の日本海側を中心に、冬型の気圧配置による影響がある見込みだ。また、北日本の太平洋側でも南岸低気圧の接近と、寒気が流入するタイミングが重なると通行止めの可能性がある。一方、東日本の太平洋側と西日本では寒気が強まらず、通行止めリスクは低くなると見ている。中旬以降は全国的に寒気が流入しにくい予想で、通行止めの可能性は低い見込みとなっている。
○昨シーズンと今年1月の交通影響の振り返り

2025年2月4日頃は発達した低気圧と強い寒気の影響を受け、帯広で1日に1mほどの降雪量を観測するなど記録的な大雪となった。
また、2月7~8日にかけては、強い冬型の気圧配置となった影響で、東日本の日本海側を中心に大雪になり、磐越道などでも大規模な立ち往生を未然に防ぐための予防的通行止めが実施された。

2025年2月18~19日頃にかけて冬型の気圧配置となり、強い寒気も流れ込んだため、日本海側を中心に大雪となった。北陸道といった主要な路線において予防的通行止めが行われ、輸送ルートに大きな影響が生じた。

2025年3月2~5日頃にかけて、本州の南岸付近に前線が停滞し、前線上の低気圧の影響などで東日本太平洋側の小雪地域でも降雪があった。高速道路や国道でも事前に予防的通行止めを行う可能性が発表され、実際に上信越道などで通行止めが実施された。

2026年1月2日は冬型の気圧配置と強い寒気の影響を受け、日本海側を中心に大雪となった。関東の平野部でも雪が降り、東京で1cm、さいたまで5cmの積雪を観測した。この雪の影響で、山陽道では約30台が立ち往生したほか、東北道(川口JCT~岩槻IC)でも雪による通行止めが実施された。

1月21~25日にかけて長期間に渡り強い寒気が流れ込み、金沢市では6時間の降雪量が観測史上最大の37cmを記録するなど、日本海側を中心に大雪となった。そのため、北陸道などの主要幹線道路でも予防的通行止めが行われるなど、広範囲にわたる交通規制が実施された。

○北日本(北海道・東北)

北日本の日本海側では2月上旬~3月上旬にかけて、冬型の気圧配置の影響を受けやすく、北から寒気も流れ込むため、通行止めの可能性がある。特に2月下旬には強い寒気が流入し、降雪量の増加により交通への影響が懸念される。
事前に計画された通行止めが行われることもあるため、移動計画の変更や不要不急の外出を控えるといった柔軟な判断が求められる。3月中旬以降になると、通行止めリスクは低くなると見ている。

太平洋側では、2月上旬と2月下旬~3月上旬にかけて、南岸低気圧の接近に警戒する必要がある。低気圧の通過と寒気が南下するタイミングが重なると、降雪量が増え、通行止めのおそれがあるため注意が必要とされる。冬用タイヤへの交換はもちろんのこと、タイヤチェーンなどの対策準備をするよう、同社は呼びかけている。3月中旬以降は、寒気が流入しにくい予想で、通行止めリスクは低くなると予想される。
○東日本(関東甲信・北陸・東海)

東日本の日本海側は、2月上旬~3月上旬にかけて、冬型の気圧配置の影響を受けやすいため、通行止めの可能性がある。特に2月下旬には強い寒気が流入し、降雪量の増加により交通へ影響が懸念される。事前に計画された通行止めが行われることもあるため、気象状況が悪化する前に、広域迂回ルートの検討や運送スケジュールの変更など、柔軟な対応が求められる。3月中旬以降は、寒気が流入しにくい予想で、通行止めリスクは低くなる見込みである。

太平洋側は、2月上旬と2月下旬~3月上旬にかけて、南岸低気圧の接近に警戒する必要がある。低気圧の通過と寒気が南下するタイミングが重なると、降雪量が増え、通行止めのおそれがあるため注意が必要となる。
普段は雪の少ない沿岸部や平野部でも雪が積もり、通行止めが発生する可能性があるため、雪道を走行する場合、冬用タイヤへの交換は必須とのこと。出発前に必ずタイヤの確認をするよう呼びかけている。3月中旬以降は、寒気が流入しにくい予想で、通行止めリスクは低くなる見通しだ。
○西日本(近畿・中国・四国・九州)

西日本の日本海側は、2月上旬は冬型の気圧配置が強まるため、通行止めが発生する可能性がある。中旬には一度落ち着き、通行止めリスクは低いと見ているが、下旬は北から強い寒気が流れ込む影響で、通行止めの可能性が高くなる予想だ。降雪量の増加により交通へ影響が懸念される。雪道を走行する場合は、冬用タイヤに履き替えする必要がある。3月上旬までは寒気の影響で通行止めリスクがあるが、中旬以降は寒気が流入しにくい予想で、通行止めリスクは低くなりそうだ。

太平洋側は期間を通して、通行止めの可能性は低く経過する見通しだが、2月下旬に関しては南岸低気圧の影響により警戒が必要とされる。上空の寒気が南下するタイミングと重なると、積雪に至り、通行止めとなる可能性がある。普段は雪の少ない沿岸部や平野部では少しの積雪でも影響を受けやすいため、冬用タイヤへ履き替えなど事前の準備と慎重な運転が求められる。
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