海洋葬・粉骨サポートを展開する縁と寺院支援と樹木葬開発を手がける366は2月6日、「粉骨」に関する意識調査の結果を発表した。調査は1月21日、40代~70代の男女600名(性年代均等割付、人口に応じて全国各地の幅広い層から回収)を対象にインターネットで行われた。


調査ではまず、粉骨に対する抵抗感を「自分自身」と「大切な家族」の2つの視点から調査した。その結果、自身および家族のいずれについても拒否感を示した層(できれば避けたい、絶対に避けたい)はそれぞれ2割以下となり、残る8割超が「粉骨」を受容している実態が明らかに。

一方で、自分自身の遺骨と大切な家族の遺骨では、その意識にギャップが生じていることが判明。「抵抗はない(むしろ良いと思う)」と積極的に粉骨を支持する層は、自分自身については40.5%にのぼったのに対し、家族の粉骨については27.7%と、両者に12.8ポイントもの差が。自分については合理性を優先する一方で、家族の遺骨については「骨の形を残してあげたい」「本当に粉にしていいのか」という、愛情ゆえの葛藤が生じていることがうかがえた。

次に、将来希望する供養スタイルによって粉骨への抵抗感にどのような違いがあるかを可視化するため、5段階評価の回答結果を供養スタイル別に集計・比較した。その結果、将来希望する供養スタイルを問わず、粉骨が柔軟に受け入れられている実態が分かった。

自然葬(海洋葬・樹木葬)希望者は8割超が肯定的(抵抗はない、特にこだわりはない計)であるのはもちろん、特筆すべきは、伝統的な「石のお墓」を希望する層においても5割以上が肯定派であることが明らかに。またいずれの供養スタイルにおいても、「自分」より「家族」を対象とする場合の方が粉骨を肯定する層はやや減少するものの、その意識差が供養スタイルごとの全体的な傾向(許容度の高さの順位など)を覆すほどのものではなく、粉骨はもはや特定の自然葬のための手法ではなく、日本の供養における新しい選択肢として定着しつつあることが見てとれた。
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