マイナビは2月12日、「就職活動に対する保護者の意識調査」の結果を発表した。調査は2026年1月8日~1月13日、大学4年生と大学院2年生以上で今年就職活動を終えた、もしくは現在活動中の子どもを持つ保護者1,000名を対象にインターネットで行われた。

○「オヤカク」を経験した保護者は46.2%

子どもの内定企業から内定確認の連絡、いわゆる「オヤカク」を受けた割合は46.2%と、昨年から1.0pt増加した。そのほかに企業から受けた連絡では「内定式・入社式への招待」が17.9%(昨対比:0.3pt増)で2番目に多かった。また、招待を受けた保護者のうち、子どもの内定企業の内定式に「実際に参加した」という保護者は36.1%、入社式に「参加予定」という保護者は40.1%となった。

○希望する子どもの就職先

子どもに働いてほしい企業を自由記述で1社記入してもらったところ、1位は5年連続で「公務員」となり、例年どおり保護者の安定志向がうかがえる結果となった。民間企業の1位も前年同様に「トヨタ自動車」で、「NTT」、「ソニー」、「伊藤忠商事」など、前年上位5社と同じラインナップになった。学生の人気企業上位10社と比較すると、「味の素」や「伊藤忠商事」、「日本航空(JAL)」、「全日本空輸(ANA)」、「ソニー(学生ランキングでは「ソニーグループ」)」、「パナソニック(学生ランキングでは「パナソニックグループ」)」、「NTTデータ」、「トヨタ自動車」など、保護者・学生双方のランキングで共通して上位に入っている企業も多い。

○保護者が子どもにもっと体験させたかったこと

自身の子どもに「もっと体験させたかったこと」を聞くと、「特になし」が38.9%で最も多く、子どもに十分な体験機会を提供できているという保護者がいる一方で、「海外文化に触れる体験(海外旅行、留学など)(27.8%)」、次いで「自然に触れるレジャー体験(キャンプ、海水浴など)(21.9%)」など旅行系の体験をさせたかった保護者が多かった。学校外の体験について、家庭環境や経済状況により生じる差を意味する「体験格差」という言葉があるが、「海外留学はやはり金銭的な余裕が無いと出来ない」「経済的理由と、住んでいる場所によって子どもへの体験格差はとても大きいと感じた」などの声もあった。

○将来やキャリアについて考える体験への参加を自主的に促したか

子どもが今までに職業体験やキャリア教育などに参加した保護者ついて、52.3%は「自主的に子どもに参加を促したもの」であった。参加を促した理由としては、「子どもが特定の仕事や分野に興味を示していたから(38.3%)」がもっとも多く、次いで「将来の進路選択やキャリア形成に役立つと思ったから(27.4%)」、「子どもの主体性や探究心を育てたいから(21.5%)」となった。

また、職業体験やキャリア教育に参加した子どもの保護者に対して、その影響や効果を聞いた。「子どもが、将来の夢やキャリアについて考えるようになった(62.4%(非常にあてはまる+まああてはまる))」が最多で、「保護者として、子どもの将来やキャリアについて考えるようになった(54.2%)」も多く、子ども本人、保護者自身の双方にとってキャリアを考えるきっかけをもたらしていることがわかる。
また「子どもと、将来の夢やキャリアについて一緒に話すようになった」や「子どもに、ご自身の仕事やキャリアについて話すようになった」なども多く、子ども本人や保護者自身の中でのキャリアに対する意識の変化だけでなく、キャリアに関する子ども・保護者の間の会話を生む効果もあるようだ。
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