キャリアデザインセンターは2月19日、「出産のタイミング」に関する意識調査の結果を発表した。調査は2025年10月08日~11月04日、40~50歳の働く女性200名を対象にインターネットで行われた。
○出産のタイミング、どう捉える?
20代前半から半ばで出産した40代の女性100人に、「仕事・キャリアの観点で、早く出産して良かったと思うか」を聞いたところ、半数以上が「良かった」と回答する結果に。
一方で、30代後半以降に出産した40代の女性100人に、「仕事・キャリアの観点で、遅めに出産して良かったと思うか」を聞いたところ、36%が「良かった」と回答。早く産んだ女性たちよりも「良かった」と回答する人が少ない結果に。
○20代前半から半ばで出産した人の振り返り
20代前半で出産を経験した女性たちからは、以下のような声が多く集まった。
早く産んで良かったと思う理由
「若いうちに出産したことで、体力的にも精神的にも余裕があり、育児と仕事の両立がスムーズにできた。」(26歳で出産・一般事務)
「両親や兄弟も若かったため、子どもの急な体調不良時も預け先に困らず、仕事に専念することができた。」(21歳で出産・看護師)
「30代中盤になる頃には子どもが家事を手伝ってくれるようになっていたので、勤務時間に融通がきくようになり、責任が伴う仕事も任せてもらえるようになった。」(22歳で出産・一般事務)
早く産んで良かったと思わない理由
「出産前に、さまざまな仕事を覚えてスキルを身に付けておきたかった。大したスキルもない状態での転職活動は難しい。」(22歳で出産・一般事務)
「出産育児でキャリアの空白期間ができたため、30代後半での復帰時には同期が管理職に昇進しており、同じスタートラインに戻れず悔しい思いをした。」(22歳で出産・経理)
「責任のあるポジションを任される前に職場を離れることになった結果、キャリアの継続や昇進の機会を逃してしまったと感じる。」(24歳で出産・営業)
○30代後半で出産した人の振り返り
一方で、30代後半以降で出産した女性たちの振り返りは対照的だった。
遅く産んで良かったと思う理由
「さまざまな仕事を経験し、安定した仕事と役職を得てからの出産だったので、産後も復職しやすく、収入維持ができている。」(36歳で出産・一般事務)
「時短勤務でも責任ある仕事を任せてもらえ、キャリアを維持できたのは大きなメリット。」(36歳で出産・一般事務)
「十分な経験と実績を積んでから出産できたことで、仕事面での自信と精神的な余裕を持って育児に臨むことができた。」(38歳で出産・営業)
遅く産んで良かったと思わない理由
「体力が落ち、仕事から帰宅し抱っこをねだる子どもを抱いてあげる力さえなかった。仕事との両立が難しくなり、正社員からパート勤務に。」(40歳で出産・飲食店接客)
「プレ更年期症状も表れ、体力的にも育児と仕事の両立がきつく、フルタイムで働く気力がなくなってしまった。」(37歳で出産・医療事務)
「祖父母も高齢で体力がなく、サポートが得られにくい。」(35歳で出産・障害者支援施設の生活支援員)
「調査を通して、いつ産むか以上に『仕事に集中できる期間をどう過ごすか』が、その後のキャリア満足度に大きく影響している現実が見えてきた」(同調査)。











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