日産自動車はインドでマルチ・パーパス・ビークル(MPV)の新型「グラバイト」(Gravite)を発売する。このクルマはインドの顧客ニーズに対応し、日産のインド事業の新章を始めるという役割を持つ重要なモデル。
56.5万インドルピー(約97万円)という競争力のある価格で導入する。

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○コンパクトミニバン的な乗り物?

新型グラバイトは、多様な言語や文化を持ちながら共存するインド社会の進化し続けるファミリー層の価値観やライフスタイルに応えることを目的に開発したモデル。現地・チェンナイで生産する。存在感のあるデザインに加え、広さや日常での使い勝手の良さ、快適性を高次元で融合し、家族に確かな安心感と自信をもたらすという。

車名のグラバイト(Gravite)は「重力」(Gravity)から着想を得た。重力が物体を安定させ、自然と引き寄せる力を持つように、バランスの取れた佇まいと安心感のある安定性、そして人を惹きつける存在感を表現する想いを込めたそうだ。フロントおよびリアに配したシグネチャーの「C」シェイプは、グラバイトのビジュアルアイデンティティの中核を成す。

エクステリアの主な特長として、シグネチャーLEDヘッドランプ(デイタイムランニングライト内蔵)、クリスタルのような透明感と立体感を備えたLEDテールランプ、LEDフォグランプ、専用のピアノブラック2Dグリル、実用性を高めるルーフレール、そして乗降性と使い勝手を考慮した大開口ドアを採用している。

車内は2名から7名まで対応可能なシートレイアウトを採用。着脱可能な3列目シートにより、最大625リットルの荷室容量を確保することが可能だ。3列すべてで十分なヘッドルームを確保した室内設計に加え、専用エアベントを備えた熱帯地域対応エアコンディショニングシステムにより、すべての乗員に快適な移動空間を提供する。

先進機能と安全性能の充実にも注力。
ワイヤレスAndroid AutoおよびApple CarPlayに対応した20.3cmの大型インフォテインメントディスプレイをはじめ、夜間など周囲が暗い場所で車から降りるときに周囲を照らす「フレンドリーライティング作動」が可能なLEDヘッドランプ、クルマに近づくと自動でロックを解除する「接近時アンロック機能」、降車後にクルマから離れると自動でロックをする「降車時オートロック機能」、スマートフォンのワイヤレス充電、前後パーキングセンサーなど、利便性と安心感を高める先進技術を搭載している。

パワートレインには高効率で洗練されたガソリンエンジンを採用し、市街地から高速道路まで、滑らかな走行性能と扱いやすさ、優れた燃費性能を提供すると日産。トランスミッションはマニュアルおよびオートマチックを設定し、多様なニーズに対応する。エンジンは1.0Lの直列3気筒。最高出力は72PS、最大トルクは96Nmだ。

日産は新型グラバイトの発売を記念して、期間限定の「ローンチエディション」を設定する。快適性、先進技術、スタイリングの一部を強化し、オーナーシップ体験をさらに高める特別仕様となっている。

日産は「マグナイト」をインドから複数の海外市場に輸出して成功した実績を基盤として、新型グラバイトをインドに投入する。
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